写真で話そう

土地柄が人にも反映される、という先入観

海外で撮影することも多いワタナベアニさん。写真にはその土地々々の特徴が写るもの、と考えがちですが、ワタナベアニさんはそこを疑います。

ワタナベアニです。久しぶりに台北に行きました。

理屈ではよくないとわかっているんですが、写真を撮るときにどうしても自分が持っている「その街のイメージ」を人物に投影させてしまうことがあります。できるだけ素直に、ありのままに撮ろうと心がけているんですが、こればかりは潜在意識の問題なので、どうしようもありません。

たとえば、台北だと人の印象が優しいのでそうなってしまったり、ニューヨークならポップで自己主張の強い人であることをことさら強調して撮ってしまったり。それは、自分の先入観によるモデル選びにも影響があるのかもしれません。

ただ、どこの街に行っても同じような人が同じように写っているのもまた変な自己主張に見えてしまうので、どこまでを場所の持つ空気にゆだね、どこまでを自分のコントロール下に置くかという難しい問題なのでしょう。とにかくそういう「サトリ」のような妖怪と戦いながら、出会った人を撮っています。

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ワタナベアニ

写真家・ワタナベアニさん。年中無休、四六時中、カメラのシャッターを切り続けています。この連載ではそんなワタナベアニさんのライフワークともいえる、ポートレート写真を掲載していきます。レンズのむこう側で写真家は何を思っているのか、その様子...もっと読む

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watanabeani 写真で話そう:cakes連載 https://t.co/8QCxgzej6R 3ヶ月前 replyretweetfavorite