まじめすぎる子が危ない!―HSCの子育て―

「すぐにびっくりする」「うるさい場所を嫌がる」…。5人に1人といわれる敏感気質(HSP/HSC)のさまざまな特徴や傾向を解説。HSCの子を育てる親向けに、「敏感である」を才能として活かす方法を紹介します。『子どもの敏感さに困ったら読む本』をcakesで特別連載!(毎週木曜更新)

まじめすぎる子が危ない!

 敏感で繊細な子は、マイナス思考が強く、自分を責める気持ちが強いです。完璧主義で、「こうでなければいけない」というとらわれが強い。いわばまじめすぎるため、自分自身 でどんどん自分を追い込んでしまうようなところがあります。
 私が診たある子の例を紹介します。
 この子は中学1年のころから頭痛、胸痛、脱力感、倦怠感、痺れ感などの身体症状があ りました。ずっと我慢に我慢を重ねていたのですが、体にいろいろ症状があらわれて、心のほうもガタがきてしまいました。
 高校生のときに、ついにひどいめまいで歩けなくなりました。他の病院から「こんな症状の子がいるんだけど、診てくれないか」と話があって、私のところに来ました。
 そのめまいについては、「大嵐の中に大きな船が浮かんでいて、大揺れの船の中にジェットコースターがあって、その中でグルグル回されているようなめまい」と表現しています。調べると、神経学的な異常のないめまいでした。
 当時の所見には、頭痛、胸痛、幻視、腹痛、非現実感、非身体感、脱力感、痺れ感、心配性とあります。体の一部が痺れたり、痛くなったりして体調が悪化し、学校も行けず、 引きこもり状態になりました。

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この連載について

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子どもの敏感さに困ったら

長沼 睦雄

「すぐにびっくりする」「うるさい場所を嫌がる」…。5人に1人といわれる敏感気質(HSP/HSC)のさまざまな特徴や傾向を解説。HSCを育てる親に向けて、「敏感である」を才能として活かす方法を紹介します。『子どもの敏感さに困ったら読む本...もっと読む

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