どうも。自分で自分の半生語っちゃう系サラリーマンの天真みちるです。
良かったらたそって呼んでください。
あ、「たそ」って呼ばれるようになった理由なんですけどね、話せば長くなるんですが
まあ、ざっくり言うと……「誤表記」です!(ざっくりの定義!)
これ以上は混乱を招くかもしれないのでまたおいおいKWSK掘り下げたいと思います。
ということで、サッサと第2話に行きましょう!
張り切ってゴー♪
【再び立ち上がったたそは巫女に】
悲しみのミロを心に残し、再び立ち上がった私は、まずは来年も受験したいという旨を家族に伝えた。
もともと宝塚にあまり興味のなかった我が家の両親は、すべて自分で手配するのならもう一度だけなら受験してもいい(というか好きにしていい)と言ってくれた。
両親の太平洋のような広い心に感謝し、私は軍資金を稼ぐべくバイトを探した。
もともと、ド飽き性でドドドドドドドドド気まぐれ野郎の私は、きっと毎日通うバイトは続かないと思い、とにもかくにも短期間で且つ高額なものが望ましいと、血眼で探す……
……が、なかなか好条件のバイトが見つからない。
やはり二宮金次郎の如く勤勉にならねばならぬのか……と、あきらめかけていたある日、姉が突然「巫女さん」のバイトを薦めてきた。巫女さんは土・日・祝日に丸1日務めればよい。日給もとてもありがたい額だ。
見つけた!! 短期間且つ高額、さらには「ご利益」のある最強バイトを!!
姉に紹介された次の日に速攻で履歴書を持っていき、速攻で採用してもらった。
……それにしても、祖母に宝塚を薦められたり、姉に巫女のバイトを薦められたり、私の一族は人生のターニングポイントに繋がるきっかけを「突然」吹っ掛けてきてくれるのかもしれない。
巫女さんのバイトで軍資金を手にした私は、バレエ、声楽と習い事も始め、スキル的にもスピリチュアル的にも強くなったと確信した。
よっしゃー! 待っていろよタカラヅカ! パワーアップしてリベンジじゃー!
「天海祐希様事変(1話参照)」で0を下回るほど失った「自信」を1年かけて取り戻し、受験当日を今か今かと待ち受け、バイトと習い事を一生懸命頑張った。
そして受験を数日後に控えたある日のこと。
バイト終了後、せっかくなので勤め先の神社で「おみくじ」を引いた。
箱の中をぐーるぐる回してピンときたものを1つ取り、だいぶ通ったし、さぞかし良い結果が待っているはずだと期待に胸弾ませながらペリリと開けた。
……凶……
まさかの、生まれて初めての凶をこのタイミングで引くという。
もうね、これが私のすべて。そう。これが私。セ・ラヴィ。
不思議と口角は下がらず、アルカイックスマイルをキープしたまま、おみくじを木に結び付け神社を後にしたのだった。
【2004年3月宝塚音楽学校受験2回目~第1次試験~】
いよいよ来た受験当日、信じていた神にすら見捨てられた私は、「あとはもう己を信じるのみ!」と背水の陣で再び受験会場の門を叩いた。
cakesは定額読み放題のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。cakesには他にも以下のような記事があります。