私の新作書籍である10月9日発売の「世界のニュースを日本人は何も知らない」では日本ではなかなか報道されない世界の驚くべきニュースを解説しています。
日本は島国であります。島国というのは世界の中でも実はそれほど多くはなく、どちらかといえばマイノリティに所属します。
他日本はドイツやイギリス、フランスなどの2倍ほどの人口がある比較的大きな国なのでありますが、その国民の大半が同じ言葉を話し、同じような文化背景と宗教を共有するという大変特殊な国です。
隣国とは行き来が難しい海を隔てているので古来より日本へ渡航することはそれほど簡単ではありませんでした。多くの人が荒れ狂う海で命を落とします。
その一方で、自然環境による隔離は、異なる言葉や文化規範を持つ集団からの侵略や紛争といったものから島を守ってきました。安全を確保できるため、中国や朝鮮半島では古来大きな戦乱があった時に多くの人々が難民として日本に避難してきました。
このような物理的に隔離された状況というのは良い点もあったわけですが、様々な民族との往来がある程度制限され、入ってくる情報も少なくなるという短所もありました。
インターネット時代になりコミュニケーションのコストは格段に下がり、通信技術だけではなく輸送や様々な科学技術の発達により現在世界はグローバル化が進んでいます。
人や物の往来に関する障壁は30年程度前に比べてもかなり下がっているわけです。
YouTube で有名になったピコ太郎氏は日本だけではなくアメリカ、ボツワナ、コンゴ、ボリビアの子供にも大人気です。 かつてはテレビに出ることしか有名になる術がなかった芸人が今現在はインターネットを介して世界中の子供達のアイドルになることができるのです。