<誰かのせい>
自己否定の連続こそが強いアイデンティティを 育てる。
他人のせいにしても、あなたの未来は開けない。
本音を述べるのは大事だが、客観的な視点は、捨ててはいけない。
自分のいまの意見は、客観的に見て、おかしくはないだろうか? ただ独善的で、ダメなところから逃げようとしているだけじゃないのか? 冷静な検証は必要だ。
「言いたいことばかり言って、結局空っぽだ」と周囲に思われてしまったら、なかなか味方はできない。
僕から見て、特に多いと感じるのは、すべてを他人のせいにするタイプだ。
身の回りの都合の悪いことを、他人のせいにして、自分のポジションを高く見せたり、正当化を図ろうとする。
他人のせいにすること。それは自信のなさのあらわれだ。
自覚できないのには、困ったものだ。
少し前にある女性と話した。
彼女は以前、オーストラリアに留学していたという。仲良くなった現地の人、または別の国から来た人たちと話していると、それぞれ自分の母国を、とても誇らしく、自慢げに語るらしい。
彼女は、とても悔しく、惨めな気持ちになるのだとか。
「私たち日本人は、いまの日本を誇らしく感じられません。ぜんぜん好きになれないし、外国に向けて自慢して語れないんです。堀江さん、どうしてなのでしょうか?」
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