売れない芸能人が、やたら上下関係にウルサイ理由

人間にとって『居場所が無い』という痛みは非常に苦しく、時に、犯罪をしてでも、それを取り去ろうとする人もいます。例えば、英語も話せず、正規の仕事につけず、仲間もいないアメリカの若者は、ためらいつつも、『自分の居場所』を提供してくれるからマフィアに入る事も多いと言われています。『自分の居場所はどこにある?』は、放置すると恐ろしい『居場所の無い痛みの解消』について、深く考える連載です。

第4章 避けるべき居場所、去るべき居場所、物理的居場所

居心地はよくても自分をダメにする居場所

前章まで、リアルとSNSで本当に居心地のよい場所を見つけることについて、述べてきました。もしあなたにとって居心地がよい居場所と思えるのであれば、それは居場所として機能しています。しかし、どんなに居心地がよくても、自分をダメにする居場所には注意が必要です。

たとえば、学生時代に「どうせ、俺たちは勉強してもダメだから」と言いながら、勉強しない仲間とつるんでいた人はいないでしょうか。そういう私も学生時代にそういった人間関係に居場所を見つけていたので、自分のことを棚に上げることはできないのですが、そこはとても居心地がよい居場所だった記憶があります。「英語に時間を割いたのに、まったく英語を話せないヤツが一番頭が悪い。どうせ話せない人生なら、初めから英語に手をつけないほうがいい」と、友人と笑っていたほどです。

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自分の居場所はどこにある?

渡辺龍太

人は居場所が無いと、とにかくツラい。人によっては、ホストクラブに大金を貢いだり、犯罪に手を染めたり、あるいは、自殺する人もいる。その痛みを解消するために、参考になるのが『即興演劇論』だ。即興演劇の世界では、役者は台本も無いのに舞台に立...もっと読む

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コメント

kawac "もしあなたが、こういった虚構の居場所に依存しているのなら、ありったけの勇気を出して、その居場所から足を洗うべきです" - 約1ヶ月前 replyretweetfavorite