炎上は3種「良い炎上×1」「悪い炎上×2」

人間にとって『居場所が無い』という痛みは非常に苦しく、時に、犯罪をしてでも、それを取り去ろうとする人もいます。例えば、英語も話せず、正規の仕事につけず、仲間もいないアメリカの若者は、ためらいつつも、『自分の居場所』を提供してくれるからマフィアに入る事も多いと言われています。『自分の居場所はどこにある?』は、放置すると恐ろしい『居場所の無い痛みの解消』について、深く考える連載です。

マシな炎上、絶対ダメな炎上

炎上対策のためにも実名アカウントのほうがよいとお伝えしたついでに、炎上の種類も紹介しておきます。実は、1種類の「よい炎上」と2種類の「悪い炎上」の、計3種類があります。

1つ目は、賛否が分かれて、議論が活発に行われるというものです。頻繁に炎上しているにもかかわらず、干されていない芸能人がよく使っている手法です。

以前、私は『居酒屋のお通しは、オリンピックまでに廃止せよ』というコラムを書いて炎上したことがあります。お通しは価格がわかりづらく、断れるのかどうかもわからないので外国人が混乱する。だから、この日本独得のわかりにくい制度は、オリンピック・パラリンピック東京大会で外国人観光客が激増する年までに、廃止したほうがよいのではないかという主張の記事です。

これは、賛否が分かれて炎上しました。たとえば、反対派からはお通しがないと、経営が成り立たないとお怒りのメールがあったり、「お通し代をケチりたいビンボーな奴は、居酒屋に行くな」という、主旨からはちょっとズレた意見も多くいただいた他、私と同意見の人からもたくさんメッセージをいただきました。

賛否はどうであれ、「ネット」という場所で、私の「本音」が受け入れられたと思った瞬間でした。炎上しながらも、私に居場所があったのは確かです。実際、人を傷つけるようなことを言ったわけではなく、私の意見を述べた上での炎上でした。

とはいえ、これは職業的に影響が出ない人しか使えない方法です。悪い炎上でなくとも、仕事上目立つだけでアウトという人もいるので、自分の立場をわきまえた上で、チャレンジしてみてください。

次に悪い炎上の2種類のうち、本当にダメな炎上である1つ目は、「バカッター」といわれるような、犯罪や愉快犯さながらに自分のやったことをSNSで告白し、多くの人に非難されるものです。

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『居場所の無い』痛みは、コミュニケーションで何とかできる!

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自分の居場所はどこにある?

渡辺龍太

人は居場所が無いと、とにかくツラい。人によっては、ホストクラブに大金を貢いだり、犯罪に手を染めたり、あるいは、自殺する人もいる。その痛みを解消するために、参考になるのが『即興演劇論』だ。即興演劇の世界では、役者は台本も無いのに舞台に立...もっと読む

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