情報商材でダマサれた人を、世間は助けずバカにする

人間にとって『居場所が無い』という痛みは非常に苦しく、時に、犯罪をしてでも、それを取り去ろうとする人もいます。例えば、英語も話せず、正規の仕事につけず、仲間もいないアメリカの若者は、ためらいつつも、『自分の居場所』を提供してくれるからマフィアに入る事も多いと言われています。『自分の居場所はどこにある?』は、放置すると恐ろしい『居場所の無い痛みの解消』について、深く考える連載です。


そもそもネットのコミュニティとは何か?

ここまで、既知の知り合いや共通のコミュニティへの接し方についてお伝えしましたが、ここからは、まったく見知らぬ人ばかりのネットコミュニティへの入り方についてです。

そういったネットコミュニティは、趣味や学習を軸とした、ゆるいつながりを中心とした人の集まりが多く、有料と無料のものがあります。実際、私はダンスとブロガーのコミュニティに所属していて、ダンスコミュニティのほうは無料ですが、ブロガーコミュニティには毎月数千円払っています。

無料コミュニティの場合は主に実名で参加し、フェイスブック、LINEなどSNSを軸としたグループや、会員同士が交流できるウェブサイトを中心に運営されています。また、匿名であれば2ちゃんねる(現5ちゃんねる)のような、ネット掲示板も、定期的に同じような人が集まるという意味ではネットコミュニティといえます。

有料コミュニティは、DMMやクラウドファンディングのキャンプファイヤーなどが運営し、著名人が主催するオンラインサロンが有名です。具体的には、ホリエモンこと堀江貴文さんや、お笑いコンビ・キングコングの西野亮廣さんのサロンなどが有名です。また勝間和代さんのように、独自に主催している人もいます。

私もこのようなサロンに実際に所属し、どのような居場所であるかを見ましたが、ほとんどは有名人の名前とその影響力の下でサロンメンバーが何らかのプロジェクトをやるという内容です。

たとえば、堀江貴文さんのサロンでは、「ホリエモン祭」と称して、サロンメンバーが中心となって学園祭のようなノリで、オーナーである堀江さんと有名人を対談させるイベントを企画したり、サロンメンバー以外に飲食販売をするフェスを行っています。

これらは、有名人と友達になるというのではなく、ファンという共通点を持った仲間が、憧れの有名人の仕切りの中で自分の役割を見つけて居場所をつくるものです。ですから、能動的に動かない限り、会費を払うだけになってしまいます。

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『居場所の無い』痛みは、コミュニケーションで何とかできる!

この連載について

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自分の居場所はどこにある?

渡辺龍太

人は居場所が無いと、とにかくツラい。人によっては、ホストクラブに大金を貢いだり、犯罪に手を染めたり、あるいは、自殺する人もいる。その痛みを解消するために、参考になるのが『即興演劇論』だ。即興演劇の世界では、役者は台本も無いのに舞台に立...もっと読む

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