SNSに反応がなくてツライ?じゃあ、日常は声かけられまくりなの?

人間にとって『居場所が無い』という痛みは非常に苦しく、時に、犯罪をしてでも、それを取り去ろうとする人もいます。例えば、英語も話せず、正規の仕事につけず、仲間もいないアメリカの若者は、ためらいつつも、『自分の居場所』を提供してくれるからマフィアに入る事も多いと言われています。『自分の居場所はどこにある?』は、放置すると恐ろしい『居場所の無い痛みの解消』について、深く考える連載です。

第3章 SNS、インターネットでの居場所のつくり方

ネットの居場所は、ミクロの居場所の一種

現在、ビジネスでもプライベートでもフェイスブック、ツイッター、Instagram、LINEなど、SNSをまったく使っていない人を見つけるほうが難しいのではないでしょうか(私自身は、アメリカ留学時代にMyspaceを使い、フェイスブックもまだアメリカの大学生限定だった時代から使用していました)。

しかし、そのSNSの中で居心地よい居場所を見つけているという人は、それほど多くはないと思います。というよりも、そもそもSNSが居場所になりうるのかという疑問がまずは浮上するでしょう。

しかし、身構える必要はまったくありません。その多くは、数十人規模の人間同士のコミュニケーションの上に成り立っているものだからです。つまり、ミクロな居場所の一種なのです。ですから、会社、学校、バー、スナック、習い事の教室というような、人間が集まる箱の1つでしかありません。

バーで居場所を見つけられる人とそうでない人がいるように、SNSで居場所を見つけられる人とそうでない人がいます。ですから、SNSで居場所を絶対見つけなくてはいけないわけではなく、SNSを通じた居場所づくりを意識しすぎるのはよくありません。SNSもリアルな人間がいてこそであり、人間関係であることには何ら変わりがないからです。つまり、そこで居場所を見つけることができれば、それを受け入れるという、リアルな人間関係と同じスタンスでいいのです。

また、これまで『お題』に対する役割をどう見つけるかについて説明してきましたが、ここからはその先にある具体的な『行動』についての指針を示したいと思います。

確かに、SNSやインターネットもリアルな居場所と同様に、それぞれ居場所づくりの作法は若干違います。ですが、その違いについては詳しく説明するので心配はいりません。おそらく居場所づくり全般における『行動』を通じて、ネットでの居場所づくりを理解しやすくなるはずです。

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『居場所の無い』痛みは、コミュニケーションで何とかできる!

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自分の居場所はどこにある?

渡辺龍太

人は居場所が無いと、とにかくツラい。人によっては、ホストクラブに大金を貢いだり、犯罪に手を染めたり、あるいは、自殺する人もいる。その痛みを解消するために、参考になるのが『即興演劇論』だ。即興演劇の世界では、役者は台本も無いのに舞台に立...もっと読む

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akrolayer SNSやってて承認欲求が抑えられない人へ。落ち着いて考える心構え。 https://t.co/SPBc9mjk0Q 7ヶ月前 replyretweetfavorite

cachiku_novels https://t.co/BkM51oeowz 7ヶ月前 replyretweetfavorite