何も取り柄がない人は、他人のオススメに乗る人になれ!

人間にとって『居場所が無い』という痛みは非常に苦しく、時に、犯罪をしてでも、それを取り去ろうとする人もいます。例えば、英語も話せず、正規の仕事につけず、仲間もいないアメリカの若者は、ためらいつつも、『自分の居場所』を提供してくれるからマフィアに入る事も多いと言われています。『自分の居場所はどこにある?』は、放置すると恐ろしい『居場所の無い痛みの解消』について、深く考える連載です。

他人のおススメに乗る

しかし、ギブを大量に投下するといっても、何を与えたらよいのかわからないと思う人もいるはずです。そういうときは、自分自身が何らかの専門家になるというイメージをもってください。事実、すべての人は何らかの専門家です。

たとえばそれが仮にアルバイトだったとしても、パソコンに関する仕事をしていれば立派なパソコンの専門家です。そういう人は、周りに自分の持っている知識をどんどんギブしていき、そのコミュニティで欠かせない人になることです。そこまで明確な専門性がないという人は、とにかく正直に自分の思ったことを勇気を持って口にしましょう。そうすることで、意見を言うという特殊な専門家になることができます。

たとえば、いつもピントがズレたコメントばかりしてしまう人なら、そういう自分に開き直って、少しコミカルな自分を全面開放します。すると、ピントがズレたコメントの専門家となることができます。そうなるとツッコミタイプの人や世話役タイプの人が面白がってくれます。しかし、それすらハードルが高いという人は、他人のおススメに乗る専門家になることも可能です。

たとえば、入社した会社で最初に話した人が、「うちのビルの1階にある食堂の、生姜焼き定食が美味しいよ」と教えてくれたとします。普通は、「そうなんですね」で済ませがちです。しかし、その日の昼にその生姜焼き定食を実際に食べに行くのです。「紹介していただいた、生姜焼き定食、さっそく食べに行ってみました」と言って、話が弾まないわけがありません。

紹介した人にしてみれば、実際に行った人の感想を得るというのは、大きなテイクです。これがおススメに乗る専門家です。即興演技においても、周りの人が出しからたオファーにすぐ乗ってくれる人は、とても「絡みやすい人」として認識されます。

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『居場所の無い』痛みは、コミュニケーションで何とかできる!

この連載について

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自分の居場所はどこにある?

渡辺龍太

人は居場所が無いと、とにかくツラい。人によっては、ホストクラブに大金を貢いだり、犯罪に手を染めたり、あるいは、自殺する人もいる。その痛みを解消するために、参考になるのが『即興演劇論』だ。即興演劇の世界では、役者は台本も無いのに舞台に立...もっと読む

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