相手が100%悪くたって、相手を肯定的に受け入れた方が得なワケ

MITやスタンフォード大学などのMBAの授業にも取り入れられている即興演劇論(インプロ)をベースに、『自分の居場所はどこにある?』を深掘りする連載(不定期更新)

周りの人間を肯定的にとらえること

先ほど、「イエスアンドマン」になるのをおススメしましたが、そのためには重要なコツがあります。それは、周りの人間を肯定的にとらえることです。なぜなら、周りを否定的にとらえた上で相手を受け入れようとすると、悪意があると感じられてしまうことがあるからです。

私にはかわいがっている後輩たちがいます。その彼らが小さな映像制作会社を立ち上げ、多くの案件をこなして大活躍しているという噂を聞きました。私も、できれば気心の知れた知り合いにやってもらいたいと思ったので、仕事を後輩たちに頼みました。

すると、納品するという最低限のことはこなしてくれたものの、とても態度が悪く、見積書、請求書、領収書をいくらお願いしても発行してくれないのです。あたかも「こんな安い仕事は本当はやりたくなかった。でも、あなたの頼みだから仕方かもなくやっている」とでも言いたげな雰囲気を終始醸し出していました。

そのとき、後輩たちに怒りが湧いてきました。しかし、私も大人です。怒りを押し殺して、「君たち、ずいぶん大物になっちゃったんだね。普段はもっとギャラの高い仕事してるの?」と聞きました。

すると彼らは、「はい。ありがたいことに、そうですね」とヘラヘラし、私をバカにするかのような態度を取り続けたのです。

「ギャラの安い仕事だと思うなら断ればいい!仮に引き受けたのなら、一生懸命やれよ!」と、心の中では本当にブチ切れていました。実際、「キレキャラ」だった昔の私なら怒りをストレートにぶつけていたはずです。

この続きは有料会員登録をすると
読むことができます。
cakes会員の方はここからログイン

1週間無料のお試し購読する

cakesは定額読み放題のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。cakesには他にも以下のような記事があります。

人気の連載

おすすめ記事

この連載について

初回を読む
自分の居場所はどこにある?

渡辺龍太

人は居場所が無いと、とにかくツラい。人によっては、ホストクラブに大金を貢いだり、犯罪に手を染めたり、あるいは、自殺する人もいる。その痛みを解消するために、参考になるのが『即興演劇論』だ。即興演劇の世界では、役者は台本も無いのに舞台に立...もっと読む

この連載の人気記事

関連記事

関連キーワード

コメント

wr_ryota 現在、cakes3位 https://t.co/w2HkRqtGNO 2月は連日、記事がアップされていきます。 9ヶ月前 replyretweetfavorite