こんにちは。
9月9日、記録的な台風が日本を襲い、通勤や通学に大きな混乱が出ました。最近では「なんで災害の日にわざわざ出社するのか」という意見が出ているようです。
マレーシア人が、どんな状況でも出社しようと頑張る日本人を見たら、「真似できない」と思うかもしれませんね。
最近プレイネクストラボが外国人ITエンジニアを対象に行った調査で、日本の嫌いなところとして、「日本人は時間に厳しすぎる」という意見がありました。
おそらく、マレーシアにも同様に感じる人が多いのではないでしょうか。
天気予報を見ないマレーシア人
マレーシアではほとんどの人が天気予報を見ません。
日本人の多くも、マレーシアに来ると、天気予報を見なくなります。
実際にマレーシアの天気予報を見ていると、こんな感じなんです。
1日の間に、晴れと雨と曇りが全部あるのがマレーシア。
雨季ならば、夕方になると大雨が降り、道路は冠水し、車は動けなくなることも多々あります。
マレーシアに来たことがある方は、雨になると突然タクシーが捕まりにくくなった経験をした方も多いでしょう。
こうした気候の中で生活していると、「大雨なら外出を諦める」ことも必要です。なぜなら、目の前が見えないほどの大雨の中で、無理に運転すると、ときに危険を伴うからです。知り合いのタクシー運転手も「雨が降ったら休む」と言ってます。私自身もそうです。
ただし、別に誰かが「大雨だから気をつけて」などといちいち教えてくれないため、その判断は基本的には自分でするわけです。
ヘイズで自主的に休む人びと
しかし天気予報は見ないのですが、ヘイズの予想を見ることは結構あります。
マレーシアにはヘイズという煙害が起きることがあります。
今はそれが酷く、空が真っ白です。
このヘイズの時期は学校もときどき休校になります。
だいたい前日に状況が予測できるので、政府が「公立学校は休み」などと号令を出すわけです。前日の夜に政府が「翌日はみんな休み!」と決めることもありました。
私立学校などは、その前に休校になったりします。
以前、子供が通っていたのは私立学校でしたが、連絡網なんてありませんから、自主的に、生徒の親が作っているWhatsAppグループ(LINEのようなもの)で「明日は学校が休みらしいよ」などと連絡が回ってくるわけです。または新聞を見て、自分で判断します。校長から「明日は休みにするから、テキトーにほかの日本人の親に知らせておいて」と言われたこともあります。
マレーシアではこういうとき、家庭ごとに自主的に判断して休む人も出てきます。「ヘイズなので、休ませます」と言って、さっさと他の地域に家族ごと避難してしまう一家もいるわけです。そのことについて文句を言う人も少ないです。家族旅行で休むのも「あり」な国です。
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