※きのコさんに聞いてみたいことやこの連載に対する感想がある方は、応募フォームを通じてお送りください!HN・匿名でもかまいません。
最近、私自身がポリアモリーなのではないかと思うようになってきました。
恋人が既にいるのですが、もうひとり気になるひとがいて、恋人とはまた違ったベクトルで惹かれていることを実感しています。
ですが、その一方で自分がひとりの恋人以外に好きなひとができるのは、一種の保険、火遊び、恋人への見せしめ?のようなもののためではないかとも考えています。
きのコさんは、どういった経緯でご自身のポリアモリーを自覚、認識されたのでしょうか。また私はポリアモリーだと思いますか。
恋人に何を見せつけたいのか
今回は、自分の「複数人に対する好意」は一体何なのか?ということについて、考えていきたいと思います。
私がどういった経緯で自身の「複数人を好きになる性質」を認識したかについては、以前の記事『「私は精神的におかしいのでは…」人生に絶望したあの日から』からの一連の流れを読んでみてください。また、あなたがポリアモリーかどうかについては、基本的には私が決めてよいことではないと思っています。
ご相談のなかで私は、「もうひとり気になるひとがいて、恋人とはまた違ったベクトルで惹かれている」と言うあなたが、どのような“ベクトルの違い”を感じているのかに興味をもちました。
また、「自分がひとりの恋人以外に好きなひとができるのは、一種の保険、火遊び、恋人への見せしめ?のようなもののためではないか」と自己分析されていますが、なぜそう捉えているのでしょう。特に「見せしめ」というのは、恋人に何を見せつけたいのか。つまり「恋人の他にもうひとり気になるひとがいる」という状態はあなたにとって、恋人への何か罰のようなものなのでしょうか…?そのあたりの感覚をもっと深く知りたいと思います。
「複数人を好きになるなんて間違っている」という考え
「複数人に対する好意」については、たとえば別の記事では以下のように考察されています。
「今の彼女とはずっと付き合ってるんですけど、一時期二人同時に好きだったことがあって。その時は、彼女ではなく、もう一人好きだった人に対して依存的でした。ただ、ある時、今の彼女に「別に二人好きでもいいよ」と言われて、その瞬間に、依存していた人のことを好きじゃなくなってしまった。」
「それは、ヤキモチや刺激が欲しかったのかなと思う。」
(「多様な恋愛観とセクシュアリティ」Re.ing 交流イベントレポートvol.1(後編))
ポリアモリーに対する非難として「“本当の愛”を知らないだけ」という言い方はよく耳にするものですが、どうも「複数人に対する好意」というのは、間違ったものとされることが多いようです。
もしかしたらあなたの中にも、ポリアモリーに否定的な規範意識…「複数人を好きになるなんて間違っている」という考えがあって、それが自分の「もうひとりへの好意」はネガティブな感情かもしれない、と認識させているのかもしれません。
自分で自分の機嫌をとることができない人
cakesは定額読み放題のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。cakesには他にも以下のような記事があります。
cakesは定額読み放題のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。cakesには他にも以下のような記事があります。