「世界中の情報を整理し、世界中の人がアクセスできて使えるようにする」
そんな途方もないミッションを掲げ、米スタンフォード大学の2人の学生が寮で創業した米グーグルは、18年20周年を迎えた。今や世界50カ国に約8万人の社員を抱え、株式時価総額は約7200億ドル(約80兆円)。検索エンジンは世界シェアの9割超を握る。
ラリー・ペイジ氏とサーゲイ・ブリン氏が開発した「ページランク」という仕組みは、検索の精度を大幅に向上させる画期的な発明だった。リンクが張られた数を基にウェブサイトの重要度=検索結果の順位を決めるものだ。さまざまな検索エンジンを押しのけ、いつしかグーグルは「検索する」という意味の動詞となった。