アメリカ留学で窮地に陥った私を助けてくれたものとは?

悩みやストレスを抱えているとき、ひとりで解決しようとしていませんか? 自らの弱さをさらけ出すのは勇気がいりますが、友人、家族、同僚など周囲の助けを上手に得ることが、状況を好転させ、道が開けるきっかけになることもあります。

今回紹介するのは「ソーシャルサポート」。簡単にいうと「困った時には人から助けてもらおう」という考え方です。予測のつかない困難が次から次と襲ってくるビジネスでも、この考えをよく理解して実践することが自分を助けてくれます。

ただ「人から助けてもらう」ことは思った以上に難しいです。困っているときほど人に頼れなかったりしますよね。まさに、私もそうでした。

例えば、昔の私は悩んでいる時にその辛さを一人で抱え込みがちでした。自分の悩みを人にそのまま伝えるのが得意でなかったですし、そもそも「悩みをだれかに打ち明ける」ということを、どこか「男らしくない」と考えてしまうところがありました。

なので、家族や友人に対して悩み相談することはあったのですが、それはどこか抽象化された「カッコつけた」言い方になってしまっていました。本当は、悔しかったり、もどかしかったり、泣き出したい気持ちを持っていたにもかかわらず。

ただ、過去を振り返ると、窮地に追い込まれたところで、まさに「ソーシャルサポート」によって救われたことがありました。

それは、アメリカへ交換留学していた時のことです。


留学中の窮地から救ってくれた2人のアメリカ人

大学3年生の時にアメリカの大学に交換留学した私は、渡航してすぐ絶望的な気持ちになっていました。まずなにより英語が全く通じない。それなりに勉強はしていたつもりでしたが、授業はおろかスーパーで買い物する時も、相手の言っていることはよく分からないし、こちらが何かを言っても発音が悪かったこともあり、全く通じませんでした。私がなにか英語で話すと、「こいつなに言ってるの?」と言わんばかりに、相手が嘲笑的な顔でこちらを見てくることはとてもしんどい体験でした。

さらに授業で課される宿題の量はきわめて多く、毎日深夜まで勉強し寝不足が続いた結果、アメリカ人と英語でコミュニケーションがうまくできないストレスと重なり、私は授業に行けなくなり部屋に引きこもるようになりました。

そして、ある日突然部屋に電話がかかってきました。相手は大学の海外留学センター長で、彼女は冷たい声で「あなたが授業に出ていないと聞きました。このままではすぐ帰国してもらう必要があります」と言いました。

この電話に絶望した私は、その夜アメリカ人のルームメイトに相談します。「このままでは帰国しなくてはいけないもしれない」と。彼は私の話を真剣に聞いてくれました。そして「I am always behind you(俺はいつでもお前の味方だ)」と言ってくれたのです。

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コメント

masamikosako 自分をサポートしてくれる環境を準備するのは、とても大切。 スペイン留学中のルームメイトも、いつも私を助けてくれた。 14日前 replyretweetfavorite

jaunedebonheur 「事態が最悪になる前に、積極的にソーシャルサポートを受けて、その「安心感」をもとに頑張る。」 15日前 replyretweetfavorite

goooooki ソーシャルサポートのフレーム、めっちゃいい。自分は道具と情報のサポートに終始してしまうクセがあるな。- 15日前 replyretweetfavorite

onabemaru 悩みや困難から脱するのに必要不可欠な「ソーシャルサポート」とは? | 15日前 replyretweetfavorite