玲瓏(こおり)豆腐は江戸時代の料理本『豆腐百珍』にも掲載されている有名な料理です。当時は酒のつまみとして辛子醤油で食べていましたが、現代では黒蜜をかけて甘味として楽しむのがオススメ。氷が貴重だった江戸時代、氷に見立てた寒天で豆腐を包むことで、見た目から涼をとっていたのでしょう。
今回、覚えるべきは寒天の使い方。さっぱりとした甘さとひんやりした感じが楽しい、古くて新しいデザートです。
玲瓏(こおり)豆腐
絹ごし豆腐…1丁
粉寒天…2g →(Tips 1 粉寒天の使い方)
グラニュー糖…40g
水…500cc
黒蜜…適量
1.豆腐は四角に切り出し、流し缶かバットなどの四角い容器に並べる(よく洗った牛乳パックなどでも可)。豆腐をすこし切って、背を低くしたほうが収まりがいい。
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2.粉寒天2gとグラニュー糖40gを混ぜ合わせ、水500ccに加えて溶かす。強火にかけて沸騰させたら弱火に落とし、30秒間煮た後、火から下ろす。粗熱がとれるまで放置するか、氷水などに当てて40℃まで冷まし、豆腐の入った1の容器に注ぐ。冷蔵庫で2時間、冷やし固める。(Tips 2 寒天に火を通す)