​隣の人と気軽に話したい

バーや居酒屋で、知らない人に話しかけたことはありますか? 最近、知らない人に話しかける人が多くなってきたというbar bossaの林伸次さん。気楽に話せる人の男女の違いを考えます。

飲食店で会話が生まれるようになった

いらっしゃいませ。
bar bossaへようこそ。

僕が住んでいるマンション、住民同士が廊下やエレベーターで出会ったら、「おはようございます」とか「こんばんは」って言い合う習慣があるんですね。別に決まりじゃないのですが、現代の東京でそういうがあるのって良いなあって挨拶をするたびに思ってます。

それで最近、妻がエレベーターの中で人に話しかけることが増えてきたんです。実は妻のお母さんが、知らない人に街でよく話しかける人なんですね。スーパーとか電車の中とかで、知らない人に「暑いですね」みたいに話しかけるんです。毎回それにびっくりしていたのですが、妻も年齢を重ねて、お母さんみたいになってきたのかなって思います。

この、知らない人に話しかける問題って色々とあります。例えば、山の中で登山者だったらすれ違うときは声をかけるのが当然だったり、パーティー会場だったら誰かの紹介がなくても「お飲物、とってきましょうか」って話しかけても大丈夫だったりします。

あるいは渋谷のハロウィン。あれは要するに「ナンパ会場」なんですよね。「あれ? さっきも会ったよね」とか声をかけて仲良くなったり、一緒に撮影して連絡先を交換したりする場所なんです。恋やセックスがからむと若者は集まってきますね。

ところで飲食店のカウンター、最近はスナックがブームだし、近所の立ち飲み屋さんなんかでも気軽に隣の人に話しかけるのが普通になってきましたよね。もちろん僕が経営しているバーでも、そういう瞬間がよくあります。会話がうまく盛り上がって連絡先を交換したり、恋が始まったりすることもあれば、仕事が生まれることもある。もちろんうまくいかなくて、嫌な気持ちになっていることもあります。

この続きは有料会員登録をすると
読むことができます。
cakes会員の方はここからログイン

1週間無料のお試し購読する

cakesは定額読み放題のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。cakesには他にも以下のような記事があります。

人気の連載

おすすめ記事

林伸次さん、はじめての小説。

ケイクス

この連載について

初回を読む
ワイングラスのむこう側

林伸次

東京・渋谷で16年、カウンターの向こうからバーに集う人たちの姿を見つめてきた、ワインバー「bar bossa(バールボッサ)」の店主・林伸次さん。バーを舞台に交差する人間模様。バーだから漏らしてしまう本音。ずっとカウンターに立ち続けて...もっと読む

この連載の人気記事

関連記事

関連キーワード

コメント

IuXaQsjzhWy8ctR 隣の人と気軽に話したい|ワイングラスのむこう側|林伸次|cakes(ケイクス) 林さんいろいろ書きすぎなんじゃない。 https://t.co/UUdAUYcvXV 3ヶ月前 replyretweetfavorite

tsuki_no_tsu 全く仰る通り(⁎˃ᴗ˂⁎) 3ヶ月前 replyretweetfavorite

celzephyr 隣の人と気軽に話したい|林伸次 @bar_bossa | 3ヶ月前 replyretweetfavorite

bako ほんと、隣の人と気軽に話しできたらいいね。日本出張中、たまに知らない人に話しかけられるけど、話しかけてくるのはいつも非日本人だけ。 |林伸次 @bar_bossa | 3ヶ月前 replyretweetfavorite