うわさ話ばかりする相手には、「バカのフリ」ですっとぼける!

「人間関係の地雷」とも言うべき、うわさ話。適当にうなずいておけばいいかというと、そういうものでもありません。そこには実に繊細な思惑があるんです。上手に渡り合うすべをお教えします。
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事を荒立てずに、困った相手をスパッと黙らせる、完ぺき&超かんたんな「言い返し方」を伝授します。

「課長の〇〇さん、こんど□□部に左遷になるんだって。あの一件で。あの一件、知らない? いや、ここだけの話なんだけどさ、あくまでうわさだよ、実はさ……」──

「知ってる? △△さん、結婚するんだって。びっくりでしょ? しかも授かり婚。△△さんがパパになるんだよ? 想像できる? だいじょうぶかな?」──

「●●さんって、旦那さんとうまくいってないらしいよ。ほら、あのおうちって下の子が病気がちで学校休んでるっていうじゃない?」──


 うわさ話が大好きで、始終そればっかり話している人、いますよね。

 芸能人のゴシップとか、そういう他愛のない話であれば、面白がって聞いていることもできますが、同じコミュニティの人のうわさ話だと困ってしまいます。

 適当にうなずいておけばいいかというと、そうでもありません。のちのち、あなたに大変な被害が及ぶことになります。ならば、と、「いない人の話はよしましょうよ」とたしなめると、その場がおさまるどころか、もっと怖ろしい結果に。

「人間関係の地雷原」ともいうべきうわさ話、どう渡り歩けばいいのでしょうか?

◆「自慢」「中傷」「共犯」が三大要素

 うわさ話をする人の目的は三つ。「自慢」と「中傷」と「共犯」です。

 まず「自慢」。「ねえ、知ってる?」と切り出されるうわさ話ですが、そこで「うん、知ってる」と答えると話が先に進みません。この人たちは「知らなかった」「そうなの?」と羨望の視線を浴びたい。だからこそ、日々の情報収集に余念がないわけです。

 次に「中傷」。うわさ話はたいていが悪口です。人の不幸は蜜の味。その人をおとしめて、けなすことで、自分が幸せだと確認したい。病的な心理です。

 最後に「共犯」。誰かの悪口を言うのは、よくないこと。そのよくないことを、一緒にやる共犯関係の提案をしてきてるわけです。裏切るなよ、一緒に悪者になろうよ、と。

 つまり、うわさ話ばかりしてくる人は、あなたに対して「私の情報をすごいとほめろ」「あの人の悪口を言え」「私と仲間であると誓え」という三つを、強いてくるわけです。

 ですから、あなたがそれに対して適当にうなずこうものなら「悪口に加わった」ということになります。そういう人は、必ずよそでもうわさ話をしていますから、あなたの名前を出して「●●さんも、そう言ってたよ」と尾ひれをつけて拡めることに。

 逆に「うわさ話なんてよしましょうよ」とたしなめたりしたら、今度はあなたが仲間はずれにされます。それは共犯関係を断ったことにほかならないからです。

 無理に話題を変えようとしても、結局、すぐその話に戻ってくるはず。まさに地獄。何重にも張り巡らされたワナ。絶体絶命です。

 そこから抜け出すための秘策が、たったひとつだけあります。

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2019-05-25

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突然キレてくる人。怖いパワハラ。気持ち悪いセクハラ。顔を合わせれば悪口&陰口。 ――あなたのまわりにもいますよね、そんな困った人たち。 事を荒立てたくはないけど、言われっぱなしもイヤ。あっちに「すみません」と反省させ、こっちもスカッ...もっと読む

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コメント

32416 ふられたら使おう https://t.co/2tDCpsdmvi 3ヶ月前 replyretweetfavorite

thinktink_jp "話に食いつかない、リアクションもぼんやりさせる、語尾を伸ばしてバカっぽくしゃべる、決して自分の意見は言わない。 「なんだろう..." https://t.co/jHswkrMGiZ https://t.co/EBFKVPsvWC #drip_app 3ヶ月前 replyretweetfavorite