某整形外科で秘部を診断してもらったら

小説家の森美樹さんが自分自身の経験を交えながら、性を追及し、迷走する日々を綴るこの連載。前回、自分の秘部の状態が気になり、美容整形外科を尋ねた森さん。医師に告げられた診断は、ショッキングなものでした。

前回、自分の秘部がどういう具合なのか確認するために某美容整形外科を訪れた。診察台で、婦人科検診のように指を入れられること数秒。さて、私の秘部のランクはいかに。

私、貧乏でもなければお金持ちでもないけれど

「年齢相応といえば相応ですけど、男性側はやっとイケるレベルですかね」

私、これにはショックが隠せませんでした。「年相応? 本当に年相応ですか?」と、くやしまぎれに突っ込みを入れてしまい、医師も少々ビビったのか「まあ、皆さんこんなものですよ」と言うではないか。

で、私の秘部で男性が心置きなくイケるようになるには、あれとこれとそれの手術が必要で(ここで医師が電卓で計算)、「100万円ですね」と一言。100万円。私、貧乏でもなければお金持ちでもない。出せなくもない金額だけど、ひょいと出せる金額でもない。

医師は引き続き「どうしますか。今すぐにでも手術できますよ」と診察台を指差し、私もつられて今しがた私がライドオンしていた診察台を見入る。100万円払えば絶対的快楽を提供できる。ちなみに100万円だと効果は約6年だという。半永久的な効果を望むなら、もっと値がはる。おそらく1000万円単位になるのではないか。

正直に告白しよう、100万円で望む身体が手に入るなら、と心が動いたのは事実だ。しかし「私、今、生理なんですよ。今すぐに手術って無理じゃないですか」と問うた。すると医師は「手術でどうせ出血するので、ちょうどいいんですよ。あえて生理時期を選んでいらっしゃる患者様もいます」としれッと言うではないか。

生理時期に手術? 衛生面は? 普通の部屋に診察台がぽつんと一台置いてあるような環境で、衛生面って大丈夫なの? と訝んだが、相手は医師だ。プロである。引き続き話を聞いてみると、「風俗でお仕事している方や遠方から来る方など、それなりの事情を抱えた方もいる」とか「早く手術の効果を試してみたいので、あえて生理時期を選ぶ方もいる」といった話をしてくれた。

妙な威圧感で迫ってくる医師

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アラフィフ作家の迷走性活

森美樹

小説家の森美樹さんは、取材や趣味の場で、性のプロフェッショナルや性への探究心が強い方からさまざまな話を聞くのだそう。森さん自身も20代の頃から性的な縁に事欠かない人生でした。47歳の今、自分自身の経験を交えながら、性を追及し、迷走する...もっと読む

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