写真で話そう

古い写真を見ることで新鮮な気持ちになる

どんなことでも、突き詰めれば突き詰めるほど客観的に見られなくなるという話はよく聞きます。写真家であるワタナベアニさんは、そんな時昔自分が撮った写真を見返すそうです。

ワタナベアニです。

毎日いろいろなことを考えながら撮っていると、自分の写真がどう変化しているかがわからなくなってくるものです。そこで俺は、ときどき古いハードディスクを引っ張り出して、昔は何を撮っていたかを見ることにしています。

技術は明らかに今の方が上ですが、「なぜこんな撮り方をしていたのか」と新鮮に驚くこともあります。どんなことでも続けていると乱暴な部分がなくなって、洗練に向かいがちで、そうなると面白くなくなっていく。

目的によって写真は反射神経で撮ったり、じっくりと構図を決めて撮るものですが、その振れ幅はできるだけ大きくしておいた方がいいと思っています。慣れた撮り方、これだとうまくいくとわかっている撮り方を続けていると幅が狭くなっていきますから。

どうすればいいのかは俺も日々、悩んでいます。ひとつだけ言えることは、目の前にいるモデルや風景の印象を、できるだけ新鮮に受け取ることかもしれません。もし、停滞してきたら自分はこうする、という方法があれば教えてもらいたいくらいです。よろしくお願いいたします。

自分が撮ったとは思えない写真

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ワタナベアニ

写真家・ワタナベアニさん。年中無休、四六時中、カメラのシャッターを切り続けています。この連載ではそんなワタナベアニさんのライフワークともいえる、ポートレート写真を掲載していきます。レンズのむこう側で写真家は何を思っているのか、その様子...もっと読む

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