一生モノの住み処選び

“老後破産”を回避できる 自宅住み替え資金の捻出術

住み替えで起きやすい想定外の出費やローン返済の負担増。終の住み処選びにおける最悪の失敗は、ずさんな資金計画による老後破産だ。転ばぬ先のつえの王道テクニックを押さえよう。

 自宅を住み替えるときに、何よりも重要になってくるのが資金計画だ。

 大手銀行の担当者によると、業者任せにしていたばかりに、資金計画に狂いが生じてしまい、想定以上に預貯金を取り崩したり、住み替え後の住宅ローンの返済負担が一気に重くなったりといったケースが少なくない。

 いたずらに借金を増やさないよう、効率的に住み替えるには一体どうすればいいのか。

 ポイントになるのは、新居の購入よりも前に、自宅の売却を先行させる「売り先行」だ。

 下図を見てほしい。これは、売り先行型の住み替えの手順を簡易的に示したものだ。売り先行の最大のメリットは、資金計画に沿って自分が納得のいく価格で自宅を売り渡せるところにある。

 もし理想の住み替え物件が見つかったといって、先に新居を購入してしまう「買い先行」の場合、入居前に自宅が売れず、「二重ローン」の状態に陥ることもある。それを避けようと、大切な自宅を売り急いだばかりに、安値で買いたたかれる事態に陥りがちだ。

 結果、当初の計画では新居を購入してもお釣りがくるはずだったのに、足が出てしまったという人は少なくないという。

 逆に、売り先行にすれば、そうした資金計画の狂いは生じにくい。買いを先行させられるのは、あくまで金銭的に余裕がある人のみと心得よう。

「売り先行」で気にかかるのは
仮住まいへの不安
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週刊ダイヤモンド 2018年12/1号 [雑誌]

ダイヤモンド社,週刊ダイヤモンド編集部
ダイヤモンド社; 週刊版
2018-11-26

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東京23区の新築マンションの平均価格が、7000万円の大台を突破した。片や、販売戸数が激減したにもかかわらず、契約率は好調とされる70%を下回り続けている。2019年の暴落説が流れる中、現役世代に加えて住み替えを考える中高年も、様子見...もっと読む

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