週刊ダイヤモンド
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第5回】”第二の革命” ~震源地米国の“独り勝ち” (後編)
シェール革命の震源地、米国では今、空前の開発ブームが沸き起こっている。ガスは次々と生み出され、それに携わる労働者たちの懐も潤う。米国南部テキサス州で開発現場の最前線を追った。(後編)
数字もブームを裏付ける。テキサス州の失業率は11年の8%程度をピークに下がり、12年末には過去最低の6%になった。今や全米平均の8%前後を大きく下回る。同じくシェール開発が盛んなノースダコタ州に至っては、3%で全米最低の値を記録している。
また、昨年は米国でシェールガスやタイト(シェール)オイルに携わる労働者たちの約半数が、5%以上の賃金上昇の恩恵を受けた。来年も27%以上の労働者に10%以上の上昇があるとみられている。
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この連載について
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米国発の「シェール革命」が世界を揺るがしている。大量の“金脈”の誕生で、米国は新たな存在感を際立たせ、世界のエネルギー資源をめぐる既成概念を破壊しつつある。一体、シェールは世界の何をどう変えるのか、日本は大きな変化にどう対応すべきなの...もっと読む
著者プロフィール
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