わかる日本書紀

景行天皇は80人の子持ち【第十二代②】

ややこしい日本書紀をわかりやすく紹介した『わかる日本書紀① 神々と英雄の時代』から、日本の正史を学ぶ連載。

景行天皇の八十人の皇子、皇女

四年二月十一日、天皇は美濃に御幸(みゆき)しました。側近の者が、
「この国にオトヒメ(弟媛)という美人がおります。容姿が整って美しく、ヤサカノイリビコ(八坂入彦皇子)の娘です」
と申し上げました。天皇は、妃にしようとオトヒメの家を訪ねました。オトヒメは天皇が御幸されると聞くと、すぐに竹林に隠れました。そこで天皇はオトヒメを竹林から出そうとして、泳宮(くくりのみや)※1に行き、鯉を池に放して朝夕ご覧になって遊びました。

オトヒメは、その鯉の遊ぶのを見たいと思うようになり、密かにやって来て池を見ていました。天皇はすぐさま姫を引き留めてお召しになりました。
オトヒメは、夫婦の道は昔も今も変わらないけれど、自分にとっては不安なことだと思い、天皇に願い出ました。
「私は夫婦の交わりを望まない性格です。今は天皇の恐れ多い仰せでしばし寝殿に召されておりますが、心の中では喜ぶことができずにおります。

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日本のはじまりを知る一冊。

マンガ遊訳 日本を読もう わかる日本書紀1 神々と英雄の時代

村上 ナッツ,村田 右富実,つだ ゆみ
西日本出版社
2018-12-18

この連載について

初回を読む
わかる日本書紀

村田右富実 /つだゆみ /村上ナッツ

『日本書紀』は神代から第41代持統天皇の時代までを扱った日本最古の歴史書です。しかし本文は漢文、全30巻と長く読解は難しいため、正史ながら読んだことのある人はほぼいません。そこで、劇作家が書くわかりやすい文章と、親しみやすいキャラクタ...もっと読む

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