研究費は自分で稼ぐという気概

【インタビュー】
ノーベル賞学者かく語りき④
大村 智(2015年 ノーベル生理学・医学賞受賞)

●北里大学特別栄誉教授
おおむら・さとし/1935年、山梨県生まれ。65年北里研究所入所。71年米国留学。75年北里大学教授。

──山梨大学学芸学部を卒業後、高校教師をしながら東京理科大学大学院で修士課程を修了し、北里研究所に入所した異色の経歴。71年に米国留学して、帰国のときに米製薬大手メルクから多額の資金を調達してきました。

 日本に帰って米国の研究者を凌ぐような研究をするには、金が要る。北里は私立だから自分で何とか調達しないといけないと思ったのね。金さえあれば、優秀な人材を育てて一緒に研究して、いい仕事ができるという期待がありました。

 私が運転して、妻を隣に乗っけてナビをしてもらい、米国の製薬会社を回りました。

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週刊ダイヤモンド 2018年12/8号 [雑誌]

ダイヤモンド社
ダイヤモンド社; 週刊版
2018-12-03

この連載について

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日本人はもうノーベル賞を獲れない

週刊ダイヤモンド

21世紀に入ってからというもの、米国に次ぐ数のノーベル賞受賞者を輩出している日本だが、実は科学技術立国の足元は驚くほど揺らいでいる。近年の科学技術政策の実態を知る関係者ほど、「このままではもうノーベル賞など期待できない」と嘆く。どうい...もっと読む

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