ポイント1
目的を「映像」で伝える
「目的」とは、「私たちは、何のためにこれをやるか」という「WHY」の部分です。
「映像」と表現した理由は、「映像が伴うと言葉のみで伝えるよりも全体像を認識しやすい」からです。
特に「ワクワク」「ドキドキ」「〇〇感」といった感情は言語化しづらく、言葉で伝えようとすると、どうしても表現に限界があります。ポジティブな感情1つとっても、そこから浮かぶイメージは人それぞれで、「お客様を笑顔にする」という言葉から、お笑いライブを見ているような爆笑を浮かべる人もいれば、デート中の穏やかな笑顔を浮かべる人もいるでしょう。
でも映像ならば、「どんなワクワクなのか」「どんな笑顔なのか」といった細かなニュアンスを伝えることができるうえに、自分の持っているイメージと相手の持っているイメージの違いをすり合わせることもできます。
企業のブランディングCMもこれに近い考え方ですが、必ずしも動画である必要はありません。視覚情報として伝えられるなら、写真でもイラストでもOKだと思います。
ちなみに僕がファシリテーターとして関わっているシューズミニッシュ社では、自社の理念や中期経営計画を、社員や取引先、顧客に演劇で伝えました。事業計画を自分たちで考え、社長が自ら脚本・台本を書き、それを演じるのも社員です。僕は、活字でまとめられた書類の何倍も、彼らの熱いメッセージが伝わったと思っています。
目的を映像で伝えるためには、まず伝える側に「見えているもの」がないと、視覚化できません。そのため、自分自身がしっかりと「WHY」を理解できているか、ということへの確認にもつながります。
ポイント2
目標を「数値」で伝える
目標を「数値」で伝えることで、「ここに達したらゴールですよ」という地点を明確にし、「ここまでやったら終わり」を伝えやすくなります。
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