カボチャの煮物は定番の料理。根強い人気がありますが、なかには甘すぎるので好きではないという方も。その意見にも一理あるな、と思うのは、レシピがアップデートされていないから。なにせカボチャ自体が昔と比べると相当に甘くなっているのです。
昔、カボチャの煮物に使われていたのは水分が多く、糖度が低い日本カボチャ。しかし、今の時代スーパーに並んでいるのはほぼすべてが糖度が高く、ホクホクした食感が特徴の西洋カボチャです。昔と同じ配合で今のカボチャを煮ると甘すぎることがあるのは、そのためです。
そこで今回はアップデートしたカボチャの煮物のレシピを2種類ご紹介します。どちらもポイントはワタと種を活用することです。1つ目は『カボチャの塩煮』。調味料を絞ることで今のカボチャの持ち味を生かします。
カボチャの塩煮
カボチャ…300g〜350g(1/4個=500gから種とワタ、皮を取り除くとだいたいこれくらいになります)
塩…2.4g
酒…75cc
水…125cc
1.カボチャは種とワタをスプーンなどでとる。ワタは捨てずにとっておきましょう。
2.カボチャを4〜5cmに切り分ける。(Tips 1 カボチャの切り方)
3.皮を切り落とす。(硬い皮を切り落とすことで煮崩れも防げます)
4.皮があった部分を下にして鍋に並べ、塩2.4g、酒75cc、水125cc、最初にとった種とワタを入れる。(Tips 2 種とワタを生かして甘みととろみを出す)
5.クッキングシートなどを落し蓋にして強火にかける。沸騰したら弱火に落として、20分間煮る。
6.20分経ったらクッキングシートを外して、様子を確認する。串が刺さればでき上がり。種は硬くて食べられないので、盛り付ける時は入れない。
★レシピの解説
【Tips 1】カボチャの切り方
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