一度、誰かを飼いならしたら、その関係は大事にしなくちゃいけない。

オナニーの相互鑑賞から、渋沢との関係はどんどんイビつな様相に。一度、走り出したら止まらないユウカの暴走列車が動き出す。


ユウカも渋沢も、車の中で放心状態で横になっていた。

2人で同時にオナニーをするという人生で初めての体験をしたユウカと、それを指示した渋沢。

お互いが絶頂に達した後、刹那、冷静になるかと思ったが、いまだ胸はドキドキしている。

しばらくすると、渋沢がようやく口を開いた。

「ユウカさん、送っていくよ」

ユウカは何も答えない代わりに、助手席のドアを開いて車を降りた。

「ユウカさん! ……」

渋沢は何か言おうとしたが、二の句が継げない。

ユウカは「歩いて帰る」とポツリと言った。

気まずいのはお互い様なのか、渋沢はそれを引き止めてはこなかった。

ユウカは夜道を一人で帰る中、ずっと車の中で起きたことを考えていた。

「どうして、こんなことになったんだっけ……」

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結婚できない2.0〜百鳥ユウカの婚活日記〜

菅沙絵

友人たちが彼女につけたあだ名は「レジェンド・ユウカ」。結婚市場に残された最後の掘り出し物という意味だと説明されたが、たぶん揶揄する意味もある。妥協を知らない彼女が最後にどんな男と結婚をするのか、既婚の友人たちは全員興味深げにユウカさん...もっと読む

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