捨て本

所有」と「獲得」の違いとは何か?

ホリエモンがこれまで、何を捨て、その先に残った、本当に大切なモノとは?自身の半生を振り返った経験を元に指南する、“持たない頼らない執着しない” 新時代の「捨てる」生き方入門。堀江貴文の新著『捨て本』をcakesで特別連載!

第1章 from 1972 to 1990
お金で買えるものに時間と資金を投じるのは無意味だと、僕は早くに気づいてしまった。そして理不尽な片田舎の故郷を僕は捨てた。一切の躊躇なく

<所有欲>
「所有」と「獲得」。この2つは似て非なるものだ。決して混同してはならない。


僕には所有欲がない。
車に家、高級スーツに時計、貴金属、有名なアート、トロフィーワイフ……多くのいわゆる金持ちが求めている、「自分の成功を象徴する」ような実体物を、何ひとつ持ちたくない。 
スマホだけは持っていようと思う。仕事や遊びに、いまのところ最も役立つからだ。
 けれど、もしスマホ以上に、僕のいまの暮らしを最適化させてくれるツールが出現したら、スマホもためらわず捨ててしまうだろう。

 堀江さんは、いま何が欲しいですか?
 インタビューで、うんざりするほど聞かれてきた。
「ないです」「え、何も?」「はい、まったく」「…………」
 こんなやりとりを繰り返してきた。
 質問者が聞きたい気持ちもわかる。取材の対象になるような経営者やビジネスパーソンは、欲しいものを聞かれると、たいてい何かしら答えてくれるらしい。人によっては、その理由や意味がキャッチーで、何も持っていない世の若者たちを勇気づけてくれる。
 何か意味のあるものを欲しがるというのは、成功者のステイタスでもあるのだろう。
 逆に「何も欲しくない」という僕のような答えは、拍子抜けなのかもしれない。

 サービス精神で、何か気の利いた欲しいものを、答えられればいいのだけど……どんなに考えても、欲しいものはないのだ。以上。
 無愛想とか、つまらないとか言われても、しょうがない。
 その問いに、あえて僕なりに答えるなら。
 所有欲にとらわれていた時代は、あるにはある。
 でも、その欲はとっくの昔に満たされたので、所有しなくても自分を豊かにしてくれる、いろんなものを見つけて楽しく暮らしています……というぐらいだ。

 そもそも所有欲とは、何だろう?

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捨て本

堀江貴文
徳間書店
2019-07-30

この連載について

初回を読む
捨て本

堀江貴文

良くも悪くも、あなたの持ち物は重くなってはいないか。 大切にしていた「はず」のモノで、逆に心が押しつぶされそうになってはいないか。 だから、ビジネスも人生も「捨てる」ことからはじめよう。 ...もっと読む

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コメント

rinzerinze128 #SmartNews 興味があります 必ず読みます https://t.co/BlcdLKb3hw 3ヶ月前 replyretweetfavorite

megamurara 所有欲は、いずれ貯金残高のただの数字に興奮するようになるのでしょうか。 3ヶ月前 replyretweetfavorite

marathon23057 所有欲さえ捨てられたら本当に最強の人間になれる。 ⁦⁦⁦⁦⁦⁦@takapon_jp⁩ 3ヶ月前 replyretweetfavorite

asnhpy 「うまく手放していければ、本当に欲しいものへと手を伸ばすことができる。」堀江貴文さん⁦@takapon_jp⁩ 『 3ヶ月前 replyretweetfavorite