言うことがあいまいな相手は、「わからない」で突っぱねる!

言うことがあいまいで、ちゃんと説明しない人っていますよね。「どうでしょうね」「うーん」と、いつまでも埒が明かない。だからといって、優しく聞き出そうとするとドツボにハマるので要注意です。
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「作業してたら、いつのまにか時間なくなっちゃって。ほんとあっという間で。ほら、なんかそういうことってあるじゃないですか」──

「C案のポスターがいいと思います。理由は……なんだろうな。うーん、なんとなく、ですかね。じゃ、そういう方向で!」──

 言うことがあいまいで、ちゃんと説明しない人っていますよね。

自分の考えや気持ちを言葉にしない。言うことがあいまいで、テキトーで、感覚的。よくわからない。

「いいオトナならちゃんと説明しろ」と思ってしまいます。

 で、そのイライラをおさえて、「スケジュールがうまくいかなかったってこと?」「色使いが明るいからですかね?」と、やさしく聞き出そうとしても、「どうでしょうね」「うーん」と、いつまでも埒があかない。困ってしまいます。

 ですが、これが要注意。こうやって丁寧にかまってあげることこそ、彼らが、どんどん説明しなくなる理由なのです。

 いったいなぜでしょう?

◆赤ん坊のように察してほしがる

 あなたは彼らのことをただ「言葉が足りない」「説明するのが苦手」と思ってませんか? だから、手をさしのべる気持ちで、誘導してあげるわけですよね?

 実はここが違うのです。彼らは「説明できない」のではなく「説明したくない」だけです。できるけど、したくない。

 もっと言えば「察してほしい」。

 たとえば、小さい子どもなら、自分からなにも言わなくても「えっ? なに? 今日はハンバーグ食べたいの?」とお母さんが訊ねてくれます。

 子どもはただ「うん」とうなずくか、「ううん」と首を振ればいい。

 こういう意思表示のしかたのまま大きくなってしまったのが、今回の「説明しない」人たち。つまり、根本的に受け身で甘えているのです。

「自分の気持ちは、他人がうまく察してくれるもの。言葉を費やして説明するなんてめんどうだからしたくない」……これが本音です。

 ですからあなたが、「こういうこと?」「違う? じゃあ、こういうこと?」と、かまえばかまうほどますます、「そうじゃない」「そうじゃない」と言い続けることになります。まるで、ベビーシートの上でふんぞり返る赤ん坊のように。まるで、彼氏の前で拗ねる彼女のように。

 しまいには「こういうのって感覚の問題なんですかねえ?」「ちょっと伝わりにくいかなあ~」などと、まるでこっちのがんばりが足りないかのようなことを言ってくる。

 これでは、どんどんつけあがりますし、あなたもイライラするばかり。

 では、そういう相手にはどう言えばいいでしょうか?

「あんたのお母さんじゃないんだから」「甘えるのは彼氏だけにしろ」とでも言えれば気持ちいいのですが、なかなかそうもいきませんよね?

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五百田達成
徳間書店
2019-05-25

この連載について

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突然キレてくる人。怖いパワハラ。気持ち悪いセクハラ。顔を合わせれば悪口&陰口。 ――あなたのまわりにもいますよね、そんな困った人たち。 事を荒立てたくはないけど、言われっぱなしもイヤ。あっちに「すみません」と反省させ、こっちもスカッ...もっと読む

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