ワタナベアニ
遠くから人を撮るポートレート
今回の「写真で話そう」は、画面内における人の大きさについて。ポートレートというと人物の顔や体がはっきり写ったものと考えがちですが、一度カメラの位置を遠く離してみてはいかがでしょうか。
ワタナベアニです。
今回の写真の共通点は、「人物が小さい」です。ポートレートは表情に寄っていきがちですけど、どんな場所で何をしているのかを、客観的に引いた目で見てみるのもいいですね。
ただそこにいる人をスナップした写真と、遠くから撮ったポートレートも違います。例としてサイズの小さなものを集めていますが、人物のアップを撮ったら、これくらい距離をおいて撮ってみるのも面白いかもしれません。

手前に、無神経なほど大きくクルマを入れて。
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この連載について
ワタナベアニ
写真家・ワタナベアニさん。年中無休、四六時中、カメラのシャッターを切り続けています。この連載ではそんなワタナベアニさんのライフワークともいえる、ポートレート写真を掲載していきます。レンズのむこう側で写真家は何を思っているのか、その様子...もっと読む
著者プロフィール
1964年生まれ。神奈川県横浜市出身。写真家・アートディレクター。広告プロダクション、株式会社ライトパブリシティ勤務後「NINJA FILMS」設立。アートディレクター・クリエイティブディレクターとして「45R」などのブランディングデザインを手掛ける。2006年よりアートディレクターと並行して写真家としての活動を本格的にスタート。雑誌・広告・ファッションカタログ、国内外での写真展を中心に活動。