自己肯定感とは「弱い自分も認める」こと

「敏感気質(HSP/HSC)」の第一人者・長沼睦雄先生が10代(と、そして大人)に贈る、心の疲れをラクにする方法。朝起きると「また一日が始まる」と、どんよりした気分になっていませんか? 人間関係、勉強、家族、容姿…ストレス社会で生き延びる技術を紹介します。『10代のための疲れた心がラクになる本』をcakesで特別連載!(毎週火曜・金曜更新)

よくないところも全部ひっくるめてマル

 自分を好きになれない人は、自分のよくないと思っているところにバツをつけて、「これもバツ、あれもバツ、ああバツばっかり」と思うから、自分がイヤになってしまうのです。
 長所と短所は裏表だといいました。マイナス面しかない人なんていません。だれでもみんな、いいところが必ずあります。
 いいところもあるし、悪いところもある、それが人間。みんな凸凹しているのです。その凸凹が人間らしさ。
 いいところはマル、よくないところはバツではなくて、いいところもよくないところもマル。ダメなところも全部ひっくるめて、ありのままの自分でいいんだ──こうとらえるのが自己肯定感です。
 よくないところは隠したくなるもの。でも、隠したいというのは、まだそれを受けいれることができていないのです。

自己肯定感とは「弱い自分も認める」こと

 自己肯定感とは、すごい自分をアピールすることではありません。
 ときどき、強がって「自分はこんなこともできる」と危険なことをやってみせる人がいます。
「こんな人と仲がいい」とか「こんなに友だちが多い」という自慢をしたがる人もいます。
 自分の弱い部分を隠して、強くて負けない理想的な自分を妄想のなかでふくらませる人もいます。
 どれも自己肯定感とはいえません。
 むしろ逆です。強がることではなくて、自分の弱さを出すのです。できない自分、弱い自分を隠したりせずに認めるのです。
「できなくても、これが自分」と受けいれて、そういう自分を隠さずに出せることが、本当の自己肯定感です。
 人は評価してくれなくてもいい、君自身が自分のことを認めてあげればいいのです。
 そうやって等身大の自分、現実の自分を受けいれられるようになると、自分を好きになっていくことができます。

この続きは有料会員登録をすると
読むことができます。
cakes会員の方はここからログイン

1週間無料のお試し購読する

cakesは定額読み放題のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。cakesには他にも以下のような記事があります。

人気の連載

おすすめ記事

「敏感気質(HSP/HSC)」の第一人者・長沼睦雄医師の最新刊、好評発売中!

この連載について

初回を読む
10代のための疲れた心がラクになる本

長沼 睦雄

「敏感気質(HSP/HSC)」の第一人者・長沼睦雄先生が10代(と、そして大人)に贈る、心の疲れをラクにする方法。朝起きると「また一日が始まる」と、どんよりした気分になっていませんか?人間関係、勉強、家族、容姿...ストレス社会で生き...もっと読む

この連載の人気記事

関連記事

関連キーワード

コメント

xwFKlORm6e8fAz2 あのさ、それだと世間は認めてくれないんだよね。 弱い出来ない自分はうざがられて頭下げて… https://t.co/lMFPrkqNUq 約1年前 replyretweetfavorite