欧州品種にこだわる 奥野田ワイナリーの独自のテロワール

【キーワード③ テロワール】

奥野田ワイナリーの中村雅量社長

 「僕の考えるテロワールというのは、ひょっとしたら一般的な解釈とは違っているかもしれない」

 そう語るのは、山梨県甲州市塩山にある奥野田ワイナリーの中村雅量社長だ。テロワールとは、栽培された土地、気候、土壌の個性のこと。テロワールを訴求する場合、ブドウも自国の在来種にこだわることが多い。

 しかし中村氏は、甲州などの在来種ではなく、シャルドネなど欧州系品種の栽培にこだわる。甲府盆地で造ったシャルドネと、例えば米国西海岸で造ったシャルドネを同じ土俵で比べてもらいたいからだ。「同じシャルドネでも甲府盆地で造るとこうなるのか、と感じてもらうことが本当のテロワール」だと考えている。

自社農園収穫のシャルドネを使った「2016桜沢シャルドネ」(右から2本目)など、テロワールが光る

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