縮む日本の酒市場 成熟市場の突破口は?

人口減少、国内市場の飽和、消費の嗜好の多様化。日本の全産業が直面している課題だ。酒類メーカーや酒販店などの酒業界も例外ではない。

 下図①で示したように、日本の成人人口が頭打ちとなる中で、成人1人当たりの酒類消費数量は減少に歯止めがかからない。当然、酒類販売数量も2000年代に入ってから減少の一途をたどっている(下図②参照)。


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 酒の種類で見てみると、1989年に全体の71%を占めていたビールは、16年には31.3%と半分以下に激減している(下図③参照)。ビールの一部が発泡酒などに置き換わっていることを考慮しても、人気の凋落は激しい。一方、人気が急上昇しているのはリキュール類だ。16年には24.5%を占めるまで拡大し、ワインなどの果実酒も増加している。消費者の嗜好は多様化しているのだ。

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週刊ダイヤモンド 2019年1/12号 [雑誌]

ダイヤモンド社,週刊ダイヤモンド編集部
ダイヤモンド社; 週刊版
2019-01-07

この連載について

変わります! ニッポンの「酒」

週刊ダイヤモンド

縮小が続くニッポンの酒市場。背景には人口減少や消費者の嗜好の多様化などさまざまな環境変化がある。しかしここにきて、そんな成熟市場で新たな胎動が起きている。既存の枠組みにとらわれない挑戦者たちによって、ニッポンの酒が変わり始めているのだ...もっと読む

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