2018年の夏にインドネシアのジャカルタで開かれたアジア競技大会。競泳女子の池江璃花子選手の6冠や男子400メートルリレーなどが印象に残っている人も多いことだろう。
ゲーム業界にとって画期的だったのは、この大会でeスポーツが公開競技として初めて採用されたことだ。しかも、「ウイニングイレブン2018」に出場した日本人選手は金メダルを獲得した。
日本は五つのゲームにエントリーし、本選に出場できたのは「ウイニングイレブン」と「ハースストーン」。
ウイイレで悲願の金メダルを獲得した
正式種目ではないものの、優勝選手が表彰台に上がり、国歌斉唱と国旗掲揚が行われるスタイルは、通常のアジア競技大会の表彰式と変わらない。優勝した高校生の相原翼選手は、「一番高い所で聞く国歌は感慨深かった」と話した。
日本でeスポーツが市民権を得るのに大きな役割を果たすのが、公的な機関によるeスポーツ大会の開催だ。
cakesは定額読み放題のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。cakesには他にも以下のような記事があります。