連鎖する貧困#11】始まった無期転換ルール 非正規は救われるのか

アンダークラスを構成する非正規労働者。低収入で不安定な立場にいる彼らに政府も無策でいるわけではない。

 アンダークラスを構成する非正規労働者。低収入で不安定な立場にいる彼らに政府も無策でいるわけではない。

 2018年4月に開始されたのが無期転換ルールだ。これは改正労働契約法18条によって契約社員やパート、派遣など有期雇用で通算5年を超えて契約更新する有期社員が、希望すれば期間の定めのない無期雇用に転換できるという制度だ。転換対象者は約450万人と推計されている。

 総務省の労働力調査によれば非正規労働者の数は2120万人(2018年2月)。全雇用者に占める割合は4割に迫る。

 多くの会社にとって非正規労働者は戦力として定着しているにもかかわらず、日本人材派遣協会の調査によれば、3カ月以内の雇用契約が有期雇用派遣の8割を占める。そこで08年のリーマンショックで雇い止めが社会問題化されたのを機に、有期社員の雇用安定を図るための法改正が行われた。

この続きは有料会員登録をすると
読むことができます。
cakes会員の方はここからログイン

1週間無料のお試し購読する

cakesは定額読み放題のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。cakesには他にも以下のような記事があります。

人気の連載

おすすめ記事

この連載について

初回を読む
経済はドラマチックだ」週刊東洋経済

週刊東洋経済

「経済はドラマチックだ。」 日々、あふれる経済ニュース。じっと眼をこらすと、そこには挑戦や成功、葛藤や挫折があります。私たちは人々が放つ熱を記事にし、お伝えしています。週刊東洋経済でしか読めないストーリーがあります。 この連載では、週...もっと読む

この連載の人気記事

関連記事

関連キーワード

コメント

Tweetがありません