連鎖する貧困#9】最低賃金の引き上げがアンダークラスを救う

アンダークラスの増加を食い止めるためには何をすればいいのか。『新・日本の階級社会』(講談社現代新書)の著者である橋本健二・早稲田大学教授に聞いた。

 アンダークラスの増加を食い止めるためには何をすればいいのか。『新・日本の階級社会』(講談社現代新書)の著者である橋本健二・早稲田大学教授に聞いた。

── 日本は階級社会であると指摘し、注目を集めています。

 資本主義社会には必ず階級が存在する。だが「一億総中流」といわれていた時代は目立たなかった。最大の原因は高度成長だ。資本家階級と労働者階級にさほど大きな格差はなく、労働者階級でも大部分の人は安定雇用の下で、結婚して子どもを育て、基本的には同じ耐久消費財を持つなど、共通の消費スタイルや文化を持っていた。

 ところがバブルの終わり頃から、新卒でフリーターになってそのまま非正規であり続ける人々が生まれ、その規模が大きくなってきた。同時に階級間の格差も拡大し、階級社会としての姿がそうとう明確になってきた。

この続きは有料会員登録をすると
読むことができます。
cakes会員の方はここからログイン

1週間無料のお試し購読する

cakesは定額読み放題のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。cakesには他にも以下のような記事があります。

人気の連載

おすすめ記事

この連載について

初回を読む
経済はドラマチックだ」週刊東洋経済

週刊東洋経済

「経済はドラマチックだ。」 日々、あふれる経済ニュース。じっと眼をこらすと、そこには挑戦や成功、葛藤や挫折があります。私たちは人々が放つ熱を記事にし、お伝えしています。週刊東洋経済でしか読めないストーリーがあります。 この連載では、週...もっと読む

この連載の人気記事

関連記事

関連キーワード

コメント

Tweetがありません