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幡野さん初めまして。幡野さんの心強い文章に励まされている者です。
私は、社内などで避けられない「合わない人」のことが頭の中でこびりついて離れない癖があるのですが、どのように対処すればいいのかで悩んでいます。
今の会社に8年勤めておりますが、1年前に中途で3歳年下の方が入社されました。 私は指導係となったのですが、初対面から直感で「あ…合わないな」と思いつつも指導者として業務に集中するよう心がけていました。
しかし、ちょっとした相手の言動にイライラするようになり、プライベートでの趣味で発散しようと思っても、ふいに「合わない人」言動が頭の中に現れて、嫌な思いをした事が映像化されて流れ、しまいには過去にあった全然関係のない嫌な事まで引き出されるようになりました。それが続いた結果、うつ病を患いました。
仕事は続けたかったのですが、苦しさのあまり窓から飛び降りようとしてしまい、悔しいですが今月末で退職することになりました。
そこで一番最初の相談内容に戻ります。合わない人のことで頭が埋め尽くされる癖があるのですが、それに対してどう処理をすればいいのか教えていただければ幸いです。
(琴音ミュイ 35歳 女性)
おもえば、小学生のころからぼくにも合わない人はいたのですが、「みんなと仲良くしなさい」みたいな言葉で人を嫌うことが悪いことのように感じて、20代半ばぐらいまでは合わない同級生や学校の先生や仕事関係者の方に、無理して笑顔をつくって付き合っていました。
「友達100人でっきるかな」という歌がいまでは嫌いです、できるわけないじゃないですか。キリストみたいな小学一年生でも、友達が100人できたら5~10人ぐらいはフレネミーが潜在しますよ。
フレネミーというのはフレンド(友達)とエネミー(敵)を組み合わせた造語なんですけど、表では友達のように振舞って、裏では悪口をいう人のことです。キリストだってフレネミーがいっぱいいたとおもいますよ。
「棺桶に入れてあの世で見たい映画10選」がぼくにはあります。すべて人生に影響を与えてくれた映画ですが、星1、2の低評価をつけいている人が5~10%ぐらいいます。