週刊ダイヤモンド
テクノロジーが外食産業のルールを変える
人はなぜ、外で食事をするのか。
おいしいから、便利だから、お得だから、もてなしてほしいから──。
求めるものは人によって、店によって、あるいは日によって異なるが、それをかなえるために選ばれた飲食店は、実際に客を満足させられたかが勝負となる。
2017年10月、本誌は外食160チェーンを対象に消費者アンケートを実施し、満足率を格付けした。その総合満足率ランキング(下表参照)では、新進気鋭のブランドや、独自のビジネスモデル、突出した強みを持つブランドが高い評価を得た。

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ワーストランキングで名を連ねたのは総合居酒屋だった。かつての外食チェーンの代表格が、飽きられたり新規層も取り込めなかったりで、支持を失ってしまった。
外食チェーンは栄枯盛衰が激しい産業故、今は好調なところでも、いずれ飽きられて落ち目になり得る。業界全体においても非常に厳しい環境にある。人口減少社会に突入してパイが縮小する上に、そこにコンビニエンスストアやスーパーなどの中食プレーヤーまでが食い付いてきているのだ。
とはいえ、環境変化はマイナスなことばかりではない。
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この連載について
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IT・テックで外食産業が激変している。「早い、安い、旨い」に行き詰まる外食企業にとっても、「早い、安い、旨い」を求める消費者にとっても、テックは武器になる。中でも強力な武器である携帯電話の「外食アプリ」を格付けし実力を評価。さらに店舗...もっと読む
著者プロフィール
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