夏のご馳走、とうもろこしを使った料理を2つご紹介します。とうもろこしには様々な種類がありますが、日本のスーパーで手に入るのはスイートコーンという品種。特徴はショ糖、果糖、ブドウ糖による強い甘味です。最近ではスーパースイート系(ゴールドラッシュや味来、恵味といったという品種)という極端にデンプンが少なく、生食できる品種が一般的になりました。糖分は水溶性なので、調理の際にはできるだけ流出させないようにしましょう。
1つ目の料理は『とうもろこしご飯』です。芯を一緒に炊き込むことで、とうもろこしの風味がより強くなります。とうもろこしが1本あれば2合分のご飯が炊けるので経済的。
2つ目は『とうもろこしのペペロンチーノ』。こちらは生のとうもろこしを炒めるのでシャキシャキした食感になります。ピリッとした唐辛子の辛味ととうもろこしの甘味が混ざり合った味が魅力です。
とうもろこしご飯
とうもろこし…1本
米…2合(300g)
水… 360cc
醤油…大さじ1
1.とうもろこしは皮を剥き、半分に切る。粒の根本と軸の境目に包丁を入れ、身を外す。
2.炊飯器に米2合と醤油大さじ1を入れ、水を2合分の目盛りまで加え、とうもろこしの身と軸を上にのせて通常通り炊飯する。
3.炊けたら軸を取り除き、ご飯をほぐしながらとうもろこしを混ぜる。
今回は水で炊いていますが、昆布だし、あるいは鰹節と昆布の合わせだしを使ってもおいしくできます。その場合はとうもろこしの香りを生かすために薄めの出汁を使ったほうがいいでしょう。