不安を和らげるには、「選択肢を狭めない」「予行練習をする」

「敏感気質(HSP/HSC)」の第一人者・長沼睦雄先生が10代(と、そして大人)に贈る、心の疲れをラクにする方法。朝起きると「また一日が始まる」と、どんよりした気分になっていませんか? 人間関係、勉強、家族、容姿…ストレス社会で生き延びる技術を紹介します。『10代のための疲れた心がラクになる本』をcakesで特別連載!(毎週火曜・金曜更新)

先の見通しをよくする

 おばけ屋敷って、入ると真っ暗ですよね。何も見えない。
 あれは、暗いからものすごく怖いのです。明るくて、どこからどんなものが出てくるかが見えていたら、全然怖くない。
 つまり、先が見えない、何が起こるかわからない状態だと、怖さというのは何倍にもふくれ上がるのです。

 不安も同じです。先の見通しが明るければ、不安な気持ちは和らぎます。
 いじめがつらくて、学校を休みがちになった、とします。自分の前に「学校に行かなければならない」という選択肢しかなかったら、絶望的な気分になります。行きたくない。行くか行かないかだったら、行かないほうしか選びたくない。だから、不登校、ひきこもりへの道をまっしぐら、になってしまいます。
 なにも、不登校、ひきこもりがいいと思ってそうしているわけではありません。先行きが見えなくて不安で仕方ないのです。

 だけど、ほかにも選択肢はあると考えられたら、どうですか。
「だったら、別の学校に行けばいい」
「学校に行かなくても通信教育もある」
「フリースクールもある」
 そういうことを知ることができたら、先の見通しが明るくなる。そうすれば、いまの状況に対する受けとめ方も変わってきます。少なくとも絶望的にはなりません。
 先の見通しをよくするためには、「知る」ことが大切です。
 きみたちの倍以上の年月を生きてきている大人は、君たちよりも先を見通すための情報をいろいろもっています。
 先の見通しについて情報をもっている大人の言うことに、耳を傾けてください。

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10代のための疲れた心がラクになる本

長沼 睦雄

「敏感気質(HSP/HSC)」の第一人者・長沼睦雄先生が10代(と、そして大人)に贈る、心の疲れをラクにする方法。朝起きると「また一日が始まる」と、どんよりした気分になっていませんか?人間関係、勉強、家族、容姿...ストレス社会で生き...もっと読む

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