挫折を経験した人」「傷つきやすい人」の長所

自衛隊初の現場の臨床心理士として、トップの利用率と9割の復職成功率を誇り、これまで3万人以上の心を解放してきた玉川真里氏が、落ち込みから立ち直るメソッドをわかりやすく紹介します。『イヤな気分をパッと手放す「自分思考」のすすめ』をcakesで特別連載!(毎週火曜更新)

「挫折を経験した人」の長所

 結論を先に言ってしまうと、挫折を経験している人は、それだからこそ、いいものを得られているのです。
 挫折した人は、最初は「自分が回復したい」とか「ここから逃げたい」というだけの気持ちで私のところへやってきます。
 それが私とかかわることで、だんだん変化してきます。私がその人たちに何かを与えているわけではありません。私が話すのは、「私はいっぱい挫折を経験して、死にたいと思ったこともあって、今でもこういうことが不得意で、こんな小さな人間です」ということ、「私はこう思う」という自分の考え、それと「私はこうやって乗り越えたけど、あなたはどう?」ということだけです。
 クライアントさんは、そういうやり取りの中で、だんだん自分マニュアルを作っていきます。「自分の場合、こういうときはこう感じる」とか、「こういうことをするといい感じになる」とか、情報がたくさんたまっていくわけです。
 そうしているうちに、今度は「乗り越えた体験を誰に、何のために使うか」といったことを考えていくようになります。
 だから結局は、私のところに来た人はみんな、助ける側になっていきます。
 挫折を経験しているからこそわかる痛みや、お金を出しても買えないような体験。そこに新たに自分の使命や、生きている意味、生かされている意味みたいなものに、みなさん気づいていくのです。
 だからこそ、彼らの活動にかける思いやエネルギーはとても強いのです。
 あなたもまだこれから挫折を経験するかもしれないし、つらい思いも失敗もするかもしれませんが、それが全部プラスに変わるとしたら、こんなラッキーなことはないですよね。自分次第でプラスに変わって、それを仕事にできたり、誰かのためになることができるのですから。

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イヤな気分をパッと手放す「自分思考」のすすめ

玉川真里

自衛隊初の現場の臨床心理士として、トップの利用率と9割の復職成功率を誇り、これまで3万人以上の心を解放してきた玉川真里氏が、落ち込みから立ち直るメソッドをわかりやすく紹介します。『イヤな気分をパッと手放す「自分思考」のすすめ』をcak...もっと読む

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