週刊東洋経済
【
隠れ移民大国ニッポン#9】INTERVIEW① 激論 日本は移民にどう向き合うべきか
日本でも移民受け入れの是非を問う議論はもはや避けられない時代だ。東洋大学教授 竹中平蔵氏、法政大学教授 水野和夫氏、2人の有識者に論じてもらった。
日本でも移民受け入れの是非を問う議論はもはや避けられない時代だ。東洋大学教授 竹中平蔵氏、法政大学教授 水野和夫氏、2人の有識者に論じてもらった。
(聞き手/本誌・緒方欽一)
【容認】人口減れば国民も困る 外国人の労働力が必要だ
日本において、移民の受け入れは「必然」と考えるべき。私たちの社会は今、ものすごい勢いで人口が減っている。「人口減少は本当に悪いことか」と疑問を呈する方もいるが、現実に社会が人手不足で困っている。
このまま人口が減り続けると、コンビニの24時間営業が維持できない、宅配便のサービスが制限されるなど、私たちの生活がどんどん不便になっていく。国内のいろいろな産業が成り立たなくなる。社会や経済を支える労働資源を確保する手段として、海外からの移民の受け入れが必要だ。
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この連載について
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著者プロフィール
日本で最も古い週刊誌です。「今」の本質を掴むためには全体を俯瞰し、長い時間軸のなかで問題をとらえる視点が欠かせません。週刊東洋経済は日本と世界の経済を120年以上、愚直に見つめてきました。戦前戦中の言論抑圧時代も社是である自由主義の立場を崩すことなく貫いてきました。年月を重ねているからこそ、読者の信頼に応える記事を作り続けている自信があります。