スティーブ・ジョブズのタートルネックにジーンズには意味がある

偏差値30台の問題児から有名大学現役合格・ケンブリッジ大学大学院進学~会社経営、ベストセラー作家へと、人生の大転換を成功させた若きカリスマ・塚本亮が、自身を変えた段取り術を10回にわたりご紹介いたします。「片付け」や「収納」というテーマは、テレビでも書籍でも大人気ですね。「段取り」のためにも、整った環境づくりはとても大切です。 今回は、段取り上手になるための具体的な日常生活の工夫について『ケンブリッジ式1分間段取り術』より紹介します。ほんの少しのアクションによって、すべての行動が滑らかに進んでいく感覚の、虜になってください

明日の準備は寝る前にする  

段取り力が高い人は、1日の終わりが明日の始まりだと考えています。

だから、仕事が終わるときには資料の整理をしたり、机を整理整頓したりしています。明日の流れを考えて「やることリスト」を作成し、優先順位をつけてシミュレーションをします。そして朝、出社したら前日に書き出しておいた業務の流れを見直します。

段取りを考えずに、出社してとにかく目に留まったものから順に仕事をこなしていると、「あれを忘れていた!」となりがちです。段取りがちゃんとできていないわけですから、そういう事態になると、

「あれもこれもやらなきゃ。でも、こっちも早くしないと!」

と脳内のワーキングメモリーがいっぱいになってしまい、バタバタしてしまいます。当日の朝に「やることリスト」を書き出していく人もいますが、それだと「この書類間に合うかな?」「あれもやらなきゃいけないのに忘れていた」と思っていた以上に時間が足りないことに気づいて、「もう少し早く出社すべきだった……」と、結局は中途半端になってしまうことにつながりかねないのです。

前日から余裕を持って準備しておけば、たとえ緊急で仕事の依頼が来ても対応することができますが、当日の朝だとそもそも仕事をやり遂げるために必要な時間がない、ということになってしまう可能性があります。

何と言っても朝は脳のゴールデンタイム。前日から準備することで、この1日の中でも最も頭がさえている時間をフル活用して、優先順位の高いタスクに一気に取りかかることができるようになります。それによって、アウトプットのレベルが劇的に向上するのです。

意志力は消耗します。脳と同じで朝が最もフレッシュな時ですから、朝起きてからや出社してから「さあ今日は何をしようか」と考えることで意志力を消耗させてしまうのは、生産性の面から考えてももったいないのです。

スティーブ・ジョブズと言えばタートルネックにジーンズが定番ですね。毎朝「何を着ようか?」と考えることで意志力を消耗するのではなく、もう決めてあるから別のことに集中させることができたのです。

初めてのデートでどこのレストランにするかという時も「あそこがいいかな。いやでもあっちのほうが・・・・・・」と考え始めると疲れてしまいますよね。答えがないものに意思決定をするのは疲れるのです。ですから、帰る前に明日の準備をしておくことで、すっきりと仕事に取りかかることができるようになります。ただし翌日のスケジューリングをするときに、注意しておきたいことが一つあります。詰め込めすぎず、余白を必ず残しておくことです。想定外の仕事が入ったり、トラブルが発生したりとイレギュラーが起こることを想定しておくことも、段取りにおいて重要な要素なのです。

前日に明日の予定を組んでおくことで、もし「明日は結構予定が空いているな。余裕があるな」となれば、緊急性は低くても重要度の高い仕事を「先にもう終わらせてしまおうか」と考えることもできますよね。緊急性の低いものは、まだ時間的な余裕もあることから先延ばしの対象となってしまいやすいので、予定に余裕があるときを見つけてはしっかりとこなしておきたいものです。

明日いいスタートダッシュができるかどうかは、今日の夜に決まります。毎日、帰る前、寝る前にできるいい準備について思考を巡らせてみましょう。いいスタートを切ることができれば、1日のリズムがとてもよくなるはずです。

~Prepare for tomorrow~ 明日の準備を

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塚本 亮

新生活がスタートする季節、新社会人になった方・新しい職場になった方も多くいらっしゃるのではないでしょうか? さまざまなタスクを手際よくこなし、評価と達成感を勝ち取りたいと思わない人はいないでしょう。そのために必要なのが、筋道の通った段...もっと読む

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コメント

megamurara 職場の老齢の方に言われた「段取り八分」という言葉を思い出します。 2ヶ月前 replyretweetfavorite