ブスの作業 16 ほめ会話を続ける
注:本連載開始から「読者が実際に手と頭を動かす箇所」として、「ブスの作業」を提示している。「ブスの作業1~15」を読みたいあなたは、前回までの連載を見てネ。
合コン時は、相手に質問し続けよう。
相手から話を振られるのを待っていてはダメである。
常に自分から質問し、相手の回答を称賛し続け、相手の気分をよくしていこう。
質問はなんでもいい。質問をし続けることが大事。
質問され続けると、相手は自分に興味があるということを認識して悪い気はしない。ブスからの質問はつらいと思うかもしれないが、「ほめ」で受けることにより、相手も悪い気はしない。
田村「お仕事は何をされているんですか」
男性「〇〇」
田村「えーすごいですね。とても大変なお仕事じゃないですか」
男性「そんなことないよ。だれでもできるよ」
田村「だれでもできるって言えちゃう〇〇さんがすごいですよ。どんなお仕事も大変です。〇〇さん優秀なんですね」
相手の仕事や趣味について何も知識がなくていい。ほめ続けていればいい。初対面の合コンだ。適当にほめて、相手の気分をよくすることが大事。
考えてもみてくれ。興味のないブスの話など聞きたい人間はいない。でも、ほめてくれるブスとはいっしょにいてもいいと思う人はいるかもしれない。居心地のいいブスになることがまず第一歩。 人は何に対して居心地がいいと感じるのか。 それは、
・自分の話を聞いてくれること
・会話が途切れないこと
である。このふたつを、初対面で無理なく自然にできたら、100%の確率で、
「居心地のいい人だな」
と思ってもらえるはずだ。
田村(彼女いなそうな男性に)「合コンに来てて、彼女さん大丈夫なんですか?」
男性「彼女いないです」
田村「えー! ほんとですか? ウソですよね?」
男性「いや、いないっす」
田村「いそうに見えますー。びっくりしましたー」
男性(まんざらでもない感じ)
田村「お休みの日とか、何されてるんですか?」
男性「べつに……映画見たりとか」
田村「そうなんですね。映画館に行かれるんですか?」
男性「いやー、家でネット配信を見ちゃってますね」
田村「そうなんですね。便利ですよね。Netflix派ですか?Hulu派ですか?」
男性「いや、僕はAmazon prime派なんですよね」
田村「そうなんですね。それにしても便利な世の中になりましたよね。借りに行かなくても、見たい映画・ドラマがいつでもお家で見られるようになりましたもんね。ちなみに最近は何を見ましたか?」
男性「最近ですか。実は、『スラムダンク』が配信されてて、懐かしくて見てるんですよね。バスケのアニメ」
田村「スラムダンク! 配信されてるんですね! 懐かしい! あれ? 〇〇さんってスラムダンク世代ですか?(年齢を調査)」
男性「ちょうど中学校のとき流行ってて、ノリでバスケ部入っちゃったんですよね」
田村「わかりますー!!(わからない)スラムダンク、確か私が小学校のときに流行っていました。私も久しぶりに見たくなりました!(共感)」
ほめながら会話を続け、情報収集もしよう。自分が知りたいことをさりげなく聞くのだ。
●金銭感覚のチェック
田村「その髪型おしゃれですね。どこで切ってるんですか?」
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