隠し味は加えない。家庭でつくるおいしいカレーの勘所

連載53回目のテーマは「カレー」。今回は市販のカレールーを使ってつくります。ポイントは余分なものを加えないこと。ちょっとしたことを意識するだけで、定番メニューの味も向上します。

市販のカレールーを使ったカレーのつくり方をご紹介します。一度、このレシピでつくるとカレーという食べ物の勘所が理解できるはずです。ポイントは余分なものを加えないこと。ブイヨンやスパイス、溶けやすい状態に加工した油脂と小麦粉があわさったカレールーはすでに完成された調味料。つい隠し味などを入れたくなりますが、余計な工夫はしないほうがその味は素直に出ます。市販のカレールーは旨味が十分すぎるほど含まれているので、このレシピでは肉も入れていません。

野菜を蒸し炒めにし、水で煮てから火を止めて、カレールーを加えていきますが、それぞれの工程にちょっとしたコツがあります。大きなポイントは「野菜の切り方」と「カレールーの扱い」の二つです。

野菜カレー

材料 (4皿分)

玉ねぎ…2個(300〜350g)
ニンジン…1本(100g)
オリーブ油…大さじ1
じゃがいも…1個(120g程度)
ナス…2本(160g程度)
水…700cc
カレールー…半パック(ジャワカレー中辛を使用)

作り方

1.野菜を切る。玉ねぎは一個分は薄切りに、もう一個はくし切りにする。ニンジンは小さければそのまま2mm厚の輪切りに、大きければ半分に切ってから2mm厚の半月切りにする。じゃがいもは皮を剥き、縦に四等分に切ってから7~8mm厚のいちょう切りにする。ナスはへたを落とし、1cm厚にスライスする。(Tips1 野菜の繊維方向を意識して切ることで食感が良くなる)


2.煮込み用の鍋にオリーブオイル大さじ1を敷き、薄切りにした1個分の玉ねぎとニンジンを入れて中火にかける。蓋をして蒸気が出てきたら弱火に落とし、時々かき混ぜながら5分間加熱する。しんなりしたら残りの野菜を加えて、さらに5分間加熱する。


3.分量の水を加えて強火にし、沸騰したら火を弱火に落とし、野菜がしっかりとやわらかくなるまで15分間煮る。

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コメント

KENKADOU511 https://t.co/hNiDVoTODk 約1ヶ月前 replyretweetfavorite

naoya_foodlab 市販のカレールーは味噌に近くて、完成された調味料なので、余計な味を加えなくても、おいしいのです。 約1ヶ月前 replyretweetfavorite

izaken77 手の込んだことしなくても、こんなに美味しくなるのかと。 だまされたと思ってぜひ作ってみてください! 約1ヶ月前 replyretweetfavorite