新幹線vs飛行機 十番勝負

のぞみとB787で起きた「安全神話」崩壊事件

10月下旬までで、実に約2000便──。ボーイング787(B787)型機の英ロールス・ロイス(RR)製のエンジントラブルにより、7月以降にANAが欠航を余儀なくされた便数である。9月からは、国内線や貨物便にとどまっていた影響が、国際線にまで広がっている。

 B787に搭載できるRR製と米ゼネラル・エレクトリック製の2種類のエンジンのうち、RR製を選んだことが災いした。

 「ずばり、安かったんですよね」。ANA幹部がそうつぶやくように、RRはANAに対し、超安値の納入価格を提示したのだという。

 ANAは、B787の開発の後ろ盾となった同型機のローンチカスタマーだ。「ANAがどちらのエンジンを採用するかが他の航空会社のエンジン選定を左右する可能性が高いと考え、RRは思い切った値引きを仕掛けたのだろう」と、航空業界関係者は臆測する。

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週刊ダイヤモンド 2018年10/6号 [雑誌]

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2018-10-01

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陸の王者・新幹線と空の王者・飛行機。東海道新幹線が開業して以降、両者は切磋琢磨しながらしのぎを削ってきた。利用者のライフスタイルの変化や技術革新により、かつては時間や運賃が中心だった「乗り物選びの基準」は多様化した。最近では、セキュリ...もっと読む

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