きょうは手術の日

美人東大卒弁護士という華やかな肩書きと裏腹に、常識が通用しないぶっ飛んだ奥さまと、2歳になった息子を育てる樋口毅宏さん。今回は2018年6月7〜10日の日記をお届けします。前回の日記はこちらからどうぞ。

6月7日

授業参観日。

かずふみは、保育士の先生から名前を呼ばれても、朝の歌も、全部顔伏せて眠いふり。

園庭でも、ひとり輪から外れて小石拾い。

トゥー・シャイ・シャイ・ボーイ!


以上のことを病院のベッドのふさに報告する。きょうは子宮内容除去術、流産の手術。

ふさ「でもね、ふさとたけちゃんの子どもだから仕方ないと思うよ。色々」

俺「だな」

ふさ「ふさも輪の中に入れない子どもだった。記憶もちゃんとある。

幼稚園から小学校前半までは、〝なんで輪の中に入れないんだろう。ヤバい……〟って思ってた。

俺「同じだ」

ふさ「勉強と運動はできた」

俺「同じじゃない」

遺伝子検査について話す。

トリソミー(よくある流産)、転座(レアケース。母体の遺伝子検査必要になるかも)。
それ以外の理由なら『不育症』→今後の妊娠で対処が必要。

しかし、トリソミーは高齢になるほど確率が上がる。
ダウン症は20代の妊娠なら16000分の1だが、40代の妊娠だと100分の1になるとのこと。

検査費用は15万円ぐらいらしい。

ふさ「あとで調べようとしても分からないからやろうかな。トリソミーは偶然起こるバグみたいなもんだけど、それならそれで安心するかな」


手術は約10分。 13時に始まり、14時には起きて戻ってきた。 ふさは泣いていた。

「また俺たちの子を作ろうな」と慰めた。

6月8日

ふさ、朝から立腹。

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Baby Don't cry 〜赤ちゃんと俺とキレ妻と〜

樋口毅宏

伝説の育児日記が帰ってきた!『おっぱいがほしい!——男の子育て日記』で、各方面を騒然・唖然・呆然とさせた作家の樋口毅宏さんが、満を持してcakesで続編をスタート!美人東大卒弁護士という華やかな肩書きと裏腹に、常識が通用しないぶっ飛ん...もっと読む

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