●特別連載
樋口毅宏「天才・タモリの“底なし沼”——樋口毅宏インタビュー」
【中編】すべての創作はパクリから逃れられない
タモリの本当の “凄さ” って何だろう。謎めいたタモリの正体に鋭く切り込んだのが、初の新書『タモリ論』を上梓した小説家・樋口毅宏さん。インタビュー中編では、、本では取り上げなかったエピソードを中心に、昔のタモリさんのこと、そして“学習型” だというビートたけしさんについて語っていただきました。cakesでは、『タモリ論』のまえがきも全文掲載。インタビューと併せてお楽しみください。
●連載
cakes編集部「クリエイターズ・デスク」
【第6回】林雄司・後編「ハトは必要に迫られて使うようになった」
「デイリーポータルZ」ウェブマスター・林雄司さんのインタビュー後編です。独自の色を持ったウェブサイトを運営する林さんは、やはり机の周りの道具にも独特のこだわりがありました。そして、面白い企画を次々に実践するデイリーポータルZの、アイデアの源泉はいったいどこにあるのか。その秘密についても伺いました。
結城浩「数学ガールの秘密ノート」
第39回 サイコロ娘の極限値(前編)
本連載からの書籍第一弾『数学ガールの秘密ノート/式とグラフ』(ソフトバンククリエイティブ)が好評発売中の結城浩さんの連載。「僕」が先生から借りてきたのは、何かの金属でできたサイコロ。中学生のユーリは「僕」の部屋に入ってくるなり、この謎のサイコロに興味津々なようです。10や14という面もあるこのサイコロから、どんな数学のお話が出てくるのでしょうか。
林伸次「ワイングラスのむこう側」
大人の恋
東京・渋谷のワインバー「barbossa(バールボッサ)」の店主・林伸次さんがお届けする、バーにまつわるコラム連載。お酒を飲むと、人はついつい本音を漏らしてしまうものです。他人に語ることのなかった、禁断の恋の話も。今回は、林さんが耳にしたちょっと切ない大人の恋の物語です。
佐藤和歌子「晩酌歳時記」
第二十五回・焼酎
いつも季節の料理や食材をご紹介している佐藤和歌子さんの連載。今回はなんと「焼酎」。しかし、なんで焼酎が夏の季語なんでしょうか? 納得できるような、できないような、佐藤さんがそんな気持ちになるのは焼酎だけではありません。お酒全般の季語の分類に納得がいかない佐藤さんは、独自でお酒の季語の分類を決めてみたようです。
バダサオリ「とりあえずビール!」
【第22回】最強のつまみ?! 干物を使ったポルトガル風ポテトサラダ
毎日の暑さに加えてゲリラ豪雨まで参戦してきた日本の空模様。外出がおっくうで、しかたなしに家で晩酌している方も多いのでは? 今回ご紹介するのは、最強のつまみと名高い「干物」を使った一品です。干物はポルトガルでは立派なワインのつまみとして愛されているもので、そんな万能食材をバダさんがポテトサラダ風にアレンジ。魚のうま味と特製ソースの辛みなどが絡み合って、ビールにもワインにも合いますよ。いつものつまみに飽きてきたな~という方、ワインと干物?と怪訝に思った方、これを機に干物料理にチャレンジしてみては?
青山裕企 meets 美少女図鑑「彼女写真 in 岡山」
岡山編【第26回】かき氷の気分
たっぷり歩き回ったところで、休憩したくなってきました。彼女が見つけたのは……かき氷屋さん。「いちごシロップひとつ!」と注文したところ、やってきたのは器いっぱいの粉雪のようなかき氷。一気に食べるとキンキンしそう。
喜多村みか・渡邊有紀「TWO SIGHTS PAST」
TWO SIGHTS PAST #9
2000年頃より写真家の喜多村みかさんと渡邊有紀さんが互いを被写体として写真におさめている作品です。#7に引き続き、学生時代にフランスへ行かれたときの写真から。
杉村啓「今宵語りたくなる日本酒のはなし」
【第2回】ラベルと実際の味が違う?! 「日本酒の味」のホントのところ
日本酒をめいっぱい楽しむためにまず覚えてほしいのが、「味」の伝え方。「辛口」とか「甘口」とか言っておけばいいんじゃないの?とお思いのあなた。それだけだと、自分の好みにうまく合うお酒を見つけるのがなかなか難しいんです。的確な味の表し方を学べば、自分好みの日本酒にたどりつきやすくなりますよ!
黒田勇樹「黒田勇樹動画批評」
【第43回】マグロ漁船って、もし乗ったらこんな感じ?
マグロ漁船といえば、「借金が返済できなかったときの最終手段」というイメージが一部根強く残っておりますが、実際にその内情を見たことがある人は少ないのでないでしょうか。今回の、ハイパーメディアフリーターの黒田勇樹さんの動画批評は、「もしかしてこの漁船は…」と疑われる一本。これ、もしかして『カイジ』の世界なんでしょうか?
cakes編集部「堀江貴文ミリオンセラープロジェクト」
大きな成功よりも、小さな成功体験を——第4回公開会議まとめ
堀江貴文さんの単行本を作り、それをミリオンセラーにする(100万人に伝える)ことで、世の中を良くしていこうという「堀江貴文ミリオンセラープロジェクト」。今回は、収監中の話を中心に、堀江さんの人生観に迫っていきます。収監されたときの気持ち、刑務所の中での人間関係、大学時代のヒッチハイクの思い出など、堀江さんの生き方から見えてくる、人生を楽しむコツとは?
フェルディナント・ヤマグチ「フェル先生のさわやか人生相談」
【第43回】子供がいじめにあっている
毎回寄せられた質問に真摯かつ紳士的に答えていく、フェルディナント・ヤマグチ先生の好評連載。今回舞い込んだのは、中学生のお子さんを持つお母さんの悩み。自分の息子がいじめにあっているという話を聞いたとき、いったいどうすればよいのでしょうか? 最近超絶モテキだという、フェル先生の近況にも注目です!
●ショートショートケイクス
昨日7月25日は、火曜担当である編集Rの24歳の誕生日でした。東京大学法学部を卒業後、新卒で弊社に入社した彼女も社歴が2年目に入り、自分で一から企画した連載をスタートさせるなどバンバン仕事をこなすようになってきました。もはやcakesの屋台骨といっても過言ではありません。毎日狂ったように仕事をしているので、体調をくずすこともあります。ある日はあんまりにも顔色が悪かったので、「顔色悪いね。体調大丈夫?」と聞いてみるとこう答えました。
僕、今年33歳になったんですよ。わりとみんな仲の良い社風ですが、まさかタメ口をきかれるとは。「お友だちかよ!」と突っ込むと「すみません。敬語の語尾が消えちゃったんです」と答えましたが、敬語だったら「わかりません」だから。というか自分の体調聞かれてるのに「わかんない」ってどういうことだよ!
すみません……あの時の衝撃が蘇ってきて書きすぎてしまいました。そんなわけで、みんな仲良し編集Rの誕生日を盛大に祝ってあげようとみんなで相談しました。編集Rがバリバリ働いて、この会社の中心として引っ張っていって欲しい、みたいな願いを込めたデザインのTシャツをデザイナーさんに作ってもらいました。
書いてある文字の意味は「編集Rはcakesチームの大いなる救いの神」とかそんなんです。もう少し苦い顔してもらえるかなと思ったらまんざらでもない表情で、私服で着ますとか言ってました。ほんとうに着ろよな!
意外と人に好かれている編集R。自らAmazonの欲しいものを公開していたため、プレゼントが続々と届きます。しかしなぜか届くのは欲しいものリストに登録してなかったものばかり。
「いや、私砂肝大好物なんでうれしいですよ」と、砂肝2kg×2を抱えて力なく笑う編集R。まさかこのあと、なぜか砂肝が倍々ゲームで会社に届くとは思いもよりませんでした。
その話はまたおいおいということで、今週はここまで。砂肝を食べるならバダサオリさんのレシピがおすすめですよ。みなさん、よい週末をお過ごしください。
(編集D)