わかる日本書紀① 神々と英雄の時代

命乞いの言葉「あぎ」【第十代③】

ややこしい日本書紀をわかりやすく紹介した『わかる日本書紀① 神々と英雄の時代』から、日本の正史を学ぶ連載。

タケハニヤスビコの叛乱



十年七月二十四日、天皇は朝廷に仕える官人たちに詔して言いました。
「民を導く根本は、教えて従わせることである。現在、天神(あまつかみ)地祇(くにつかみ)を崇拝して、災いは無くなった。しかし辺境の人々はなお新しい政策を受け入れようとしない。これはまだ君主の治政の徳に浴していないからだ。
そこで将軍を選んで四方に遣わし、我が教えを知らせなさい」

九月九日、天皇はオオビコ(大彦命)を北陸道に遣わし、タケヌナカワワケ(武渟川別)を東海道に遣わし、キビツヒコ(吉備津彦)を山陽道に遣わし、タニワノミチヌシ(丹波道主命)を山陰道に遣わしました。そして、
「もし教えを受け入れない者があれば、挙兵して討て」
と詔して、それぞれに印綬※1を授けて将軍※2にしました。

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マンガ遊訳 日本を読もう わかる日本書紀1 神々と英雄の時代

村上 ナッツ,村田 右富実,つだ ゆみ
西日本出版社
2018-12-18

この連載について

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わかる日本書紀① 神々と英雄の時代

村田右富実 /つだゆみ /村上ナッツ

『日本書紀』は神代から第41代持統天皇の時代までを扱った日本最古の歴史書です。しかし本文は漢文、全30巻と長く読解は難しいため、正史ながら読んだことのある人はほぼいません。そこで、劇作家が書くわかりやすい文章と、親しみやすいキャラクタ...もっと読む

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