お付き合いする人が、1人でも、2人でも、0人でも、構わない

複数の人と同時にそれぞれが合意の上で性愛関係を築くライフスタイル「ポリアモリー」。ポリアモリー当事者のきのコさんは、現在複数の人とお付き合いしていますが、パートナーがひとりだけという時期もあったそうです。それは「モノガミー(ひとりの人のみ愛するライフスタイル)」とはどう違うのでしょうか?また、ポリアモリーからモノガミーへと変わることはあるのでしょうか?


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こんにちは、きのコです。

ポリアモリーの話をしていると、よく「恋人さん達もポリアモリーなんですか?」「ポリアモリーの人は、モノガミーの人とは付き合えないですよね?」という質問や意見をもらうことがあります。

そのたびに私は、「ポリアモリーとモノガミーって、そんなにはっきり分けられるものなんだろうか…?」という疑問を感じていました。

今回は、ポリアモリーとモノガミーとの間の”揺らぎ”…つまり、ポリアモリーからモノガミーへ、とかモノガミーからポリアモリーへ、といった変化について考えてみたいと思います。

グラデーションのように移り変わるもの

先日、ブロガーのあんちゃさんがポリアモリーについて書いた記事を読みました。

ポリアモリーとモノガミーについて、彼女はこのように綴っています。


ポリアモリーは「一人だけを愛する」概念と対立するものではない。

わたし自身、ポリアモリーか?と聞かれたら「たぶんそうですね」と今なら答えると思うが、きっとこの先、一人の相手だけを好きになるタイミングだってあるはずだ。

そういった意味ではポリアモリーとは、既存の「一人だけを愛する」という概念と相容れないものではなく、時と場合によってグラデーションのように移り変わるものなのではないか、とも思う。

だから人によっては「もともと一人の相手だけを愛してきたし、ポリアモリーなんて絶対ありえないと思ってたけど、よくよく考えてみたら自分の中にもそういう気持ちが芽生えたことはあったかもしれない」というケースだってある。

ポリアモリー(複数愛者)たちとの出会いで見えた「誠実な愛」の形について。」より引用

(なお、ポリアモリーに対するあんちゃさんの考えについては、こちらの記事もぜひ読んでみてくださいね。「わたしが「一人の恋人と付き合う」という行為をやめた理由。」)

彼女も語るとおり、ポリアモリーとモノガミーとは、双方の間を揺れ動くこともある、グラデーションになったライフスタイルだと私は考えています。

私の恋人の1人・Aさんが昔そうだったように、モノガミーだった人の価値観や生き方が、ポリアモリーへと変わっていくこともある。

もちろん、その逆もあります。私の周りには、「ポリアモリーな生き方をしていたけれど、その価値観が自分(や恋人)には合わなくなった。今はモノガミーとして生きている」という人も、少なくありません。

私はポリアモリーとして数年間を過ごしてきていますが、その中でいつも必ず複数の恋人がいたわけではなく、Aさんとしかお付き合いをしていない時期もときどきはありました。

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わたし、恋人が2人います。

きのコ

「ポリアモリー」という言葉をご存じでしょうか? ポリアモリー(複数愛)とは、複数の人と同時に、それぞれが合意の上で性愛関係を築くライフスタイルのことをいいます。浮気でも不倫でも二股でもない「誠実で正直な複数恋愛」とはどのようなものなの...もっと読む

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コメント

awata_saki https://t.co/lui3bWuLNs 10ヶ月前 replyretweetfavorite

chuck_abril17 わたしも今は恋人1人のポリアモリー。 10ヶ月前 replyretweetfavorite